徳島県立池田高等学校辻校 出前講座

2023年6月14日(水)に徳島県立池田高等学校辻校 多目的ホール3階にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【内容】
 高校生の皆さんに何故がんの話か、がんを知る事は生きること。皆様の大切なものを守るために今日の話があります。がんはそっとくる身近な病気です。みなさんの二人に一人が将来がんになる確率です。今健康で大切な家族もひょっとすると将来がんになる可能性があります。
 医者に託されている事は法律では公衆衛生の向上及び増進に寄与し、健康な生活を確保するとあります。健康とはWHOでは身体的、精神的そして社会的に良好となっており、自分らしさや自分が大切にしているスピリチュアリティが大切です。

 人間の細胞の遺伝子がたくさん傷付いてがんになります。放射線や喫煙などが原因となりますが、がん対策として
(1)一番はがんにならないように気を付けること
(2)治り易いうちに見つける、外科医も治せる。薬がよく効く
(3)適切な治療を受ける(手術、放射線治療、免疫療法など)
(4)どうしても治らないときは苦しみを押さえる緩和治療を受ける

 がんは全部防ぐことは出来ませんが、かなりのがんは防ぐことが出来ます。肺がん、乳がん、子宮がん、子宮頸がん、前立腺がん、大腸がんは防ぐことが出来ます。血液のがん、脳腫瘍は防ぐのが難しい。
子宮頸がんを例に取ると、9割はヒトパピロマウィルスが関係しています。性交によって人から人へ移ります。男性、女性の両方が気を付けなければなりません。
 食物の習慣で言うとタバコが一番悪い、タバコは肺気腫、肺がん、喉頭がん、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが非常に高まる。良い所はありません。女性と胎児には非常に悪い。タバコを吸う人は肺が真っ黒、肺胞が破れて肺の面積が狭くなり息が苦しいです。タバコを止めても決して元に戻りません。吸い終わった後45分間も息から有害物質が出ています。吸う人と吸わない人では寿命に差がでます。がん予防の12ヶ条があるので紹介します。
 がん検診にはレントゲン(胃)、内視鏡(食道、胃)、バリウム(胃、大腸)、便潜血(大腸)、超音波(肝、膵臓、乳房)、乳房撮影(乳房)、婦人科検診(子宮、卵巣)、腫瘍マーカー(前立腺)、乳がんは触診でかなり見つけられます。一定の年齢になると自治体から検診の知らせが来るので是非受けるように家族の方に伝えて下さい。
 がんになると健康が失われます。痛い、精神的につらい、寝られない、鬱になる、家で住めない、お金がいります。もう一つの痛みがあります。スピリチュアルな痛み、自分が自分らしく生きられない痛み。自分が大切にしているものを失う痛み。一番大変なのはスピリチュアルな痛みです。だから健康を保たなければなりません。健康な時は気付き難いです。星の王子さま知っていますか。狐が王子様に「一番大切なものは見えないんだよ、失った時に分かるんだよ」無くなりかけると痛みが見えてくる。将来の自分の大切なこと、大切な人のためにがんを避ける生活を守りましょう。大切な人生のためにタバコの煙を避けましょう。偏らない食事、運動、ストレスを避けて良く寝ましょう。あなたの大切な方のために是非検診を勧めてあげて下さい。将来大人になったら検診を受けて下さい。がんは早期に発見すれば治癒することも可能です。がんは身近な病気です。大切なことは日々の生活の中で気付きません。皆さんもがんを避ける人生を送ってください。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 41名

【内容】
1.講話 「『がん』のこと」 徳島県立三好病院 住友正幸氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

230614ikedat1.jpeg

300614ikedat2.jpg

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR