鳴門高等学校定時制 出前講座

平成31年3月20日(火)に鳴門高等学校定時制 視聴覚教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
<たばこの初体験から依存症に>
自己紹介の後、初めてタバコを吸った15歳の夏休み、タバコを吸ったきっかけから話が始まった。友達の家に宿題をするために集まり、好奇心から一度タバコを吸ってみようとみんなでお金を出し合い買った。その時吸った印象は大人はどうしてこんな煙たいのを吸うのかという事であった。でも格好よく少し大人になった気分がした。高校では陸上部、サッカー部で活動したがどうしても良い結果に結びつかず悩み苛立ってタバコを吸い始めた。2年生では1日に20本吸っていた。友達からタバコを止めるように何度も言われたが止められなかった。結局タバコ依存症に勝てなかった。気持ちでは絶対吸わないと思っていても、煙が流れてくると身体が覚えているのでタバコを買いに走った。依存症の怖さを思った。当時、自己責任で吸って何が悪いと言う気で居た。今思うと周りにタバコの煙で迷惑をかけていたと思う。
<がんと告知されて>
結局56歳で体調不良から病院に行くと血液のがん、悪性リンパ腫と告知され、がんが進行して抗がん剤しか治療法が無いと言われた。全身に広まって内臓を圧迫していた。抗がん剤が効かなければ余命半年であった。どうせ死ぬのにタバコを止めることは無いと思い、抗がん剤の治療をしながら吸った。タバコの怖さを初めて知ったのは、タバコを吸わない人と私とでは薬に効きが全く違う。副作用が只事ではない。痺れ、吐き気などこれほど副作用が強いなら死んだ方が余程ましだと何度も思った。抗がん剤を打っていくとだんだん身体の抵抗力を失っていく。最初はがんに負けないぞと思っていたが良くならないので精神的に負けてきた。手足が痺れ普通に歩いていても躓いてこけるようになった。車の運転が出来なく人の手を借りなければ生きていけなくなった。それでもタバコを吸っていたが、58歳で肺気腫となり吸えなくなった。タバコの煙を吸うと肺がヒリヒリ痛く呼吸が出来なくなり苦しくなる。声も出なくなる。この病気は治るものと思って病院に行けば、この病気は治らない病気だと言われ大変ショックを受けた。今このようにタバコを吸えなくなって本当の怖さが分かった。今は何度も止めてくれた友達がいた事に感謝している。病気になって初めて自分が吸ってきたタバコがどれだけ人に迷惑を掛けて来たかが分かった。がん患者になってタバコを吸う人は使えない薬が存在し、手術できない事も発生することが分かった。皆さんの中に将来タバコを吸う人がいるかもしれないが、吸わない方が良い。皆さんはまだ50年以上生きる。この先長いが自分の人生を大事にして欲しい。タバコは絶対にやめた方が良い。
<早期発見、がん検診の大切さ>
がんの怖い所は死に繋がるから怖いと思うが、本当のがんの怖い所は自覚症状がほとんど無いのにがんになっていることが起こり得る事だ。私の場合、今になって思えばそうかなと思う事はあった。段々と腰痛とお腹の圧迫感がひどくなり、夜2週間痛くて眠れなくなり病院に行った。がんは早期に発見すれば治る病気、がん検診が大切だと思っている。早期発見!みんなが当たり前のようにがん検診へ行くようになり、がんと前向きに戦っていける時代が来ると良いと思っている。最後まで真剣に聞いて頂きありがとう。

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1~4年生 50名

【内容】
1.体験談「『がん』になって知った 煙草の怖さ・・」 AWAがん対策募金 渋谷理事
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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