鳴門高等学校(定時制) 出前講座

2023年7月19日(水)に徳島県立鳴門高等学校(定時制) 多目的ホールにて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【内容】
 講話は郡利江氏の生徒達に対して「がんのイメージとは?」という質問から始まり、「がんを予防する生活習慣について」、下記に示す内容に沿って、生徒達に理解されやすい非常にやさしい言葉で丁寧に行われた。ちなみに生徒達のがんに対するイメージは「たばことの関係」とか「死亡率が高い」などと答えていた。
 ①がんの発生のメカニズム
 ②日本人とがんの現状(日本人の平均的な罹患率及び死亡率
 ③がんの発生の主な要因と予防
 ④たばこの悪影響「がんのリスクを高める」
 ⑤食生活とがんの関係(肉食中心の大腸がんや成人病の要因になりやすい)
 ⑥がんの発生に関係のあるウイルス、細菌(子宮頸がん)
 ⑦がん発生のリスクを減らす健康習慣
 ⑧毎日野菜を食べる食生活の重要性
 ⑨適正体重の計算式(BMIの値=体重Kg÷身長m×身長m)
 ⑩がん検診とメリット
 次に米川理事よりがん患者となった自身の不自由な生活体験やがんの早期発見がいかに大切だと言う事を伝え、生徒達にとって大切な人にがん検診を勧めるメッセージの書き方についてお願いした。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1~4年生 42名

【内容】
1.講話 「がんを予防する生活習慣」  むつみホスピタル 郡 利江氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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富岡東高等学校羽ノ浦校(3年生) 出前講座

2023年7月14日(金)に徳島県立富岡東高等学校羽ノ浦校 3年生教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【内容】
 講師の川﨑陽二理事は11年前に前立腺がんステージ4と宣告を受けた。ご自身のがん体験談(3種の抗がん剤治療・骨転移治療・がんゲノム治療)を中心に、がん検診の重要性について講話された。

1.がんの基礎知識
 がんと診断される確率は男性・女性共に2人に1人。実際にがんで死亡する確率は男性:4人に1人、女性:6人に1人。
部位別の罹患数の1位は男性:前立腺がん、女性:乳がんと、どちらもホルモン系のがんである。日本は昔の野菜中心の食生活から欧米化したことにより、がんが増えたと推測される。

2.私のがん体験
 前立腺がんと宣告された2012年2月から、治療方法、骨転移及び骨転移部(腰部)の3度のオペ、標準治療を経てゲノム治療を受けている現在までを時系列で話された。また、標準治療とゲノム治療についても説明された。がん治療に対しては新薬の承認・開発を待ち望んでいると締め括られた。

3.がんに対する私の思い
 がん治療は長期戦である → 長く踏ん張る身体と精神が必要
 がん治療は高額を必要とする → 経済的負担が大きく、希望の治療を諦める場合も起こりうる
 緩和ケアはがん治療と同時にスタート → 痛みが始まってからの緩和ケアは無意味

4.がん検診
 市町村のがん検診の項目や条件は自治体によって違いがある。がん検診の目的は早期発見・早期治療。
がん検診を受けない理由も人それぞれあるが、がんは早期発見・早期治療に勝るものはない。年配の方だけでなくAYA世代の方にも受けてほしい。大切な人にがん検診を勧めましょう。看護のプロとなられる皆さんは身の回りの人にも検診を勧めてください。

 最後に生徒代表からお礼の言葉をいただきました。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
3年生 36名

【内容】
1.講話 「がん体験を通して~がん検診の重要性~」  AWAがん対策募金 川﨑陽二理事
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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城北高等学校 出前講座

2023年7月14日(金)に徳島県立城北高等学校 体育館にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【内容】
出前講座のテーマは
①がんの一般的な話
②タバコとがん
③食事とがん
④肥満とやせとがん
⑤感染症とがん
⑥セックスとがん

 がんの一般論として日本人の2人に1人が一生のうちにがんに罹ること、がんによる死因の順位、がんの原因、遺伝するがんと生活習慣が大きく影響すること等について話をされた。
 タバコとがんについては、「タバコを吸う人は格好いいと思うか」、「タバコを吸う人と結婚したいと思うか」等のアンケート結果を披露しながら、初めてタバコを吸い始める理由をカリギュラ効果だと説明した。開けてはいけない蓋を開けてしまった「うらしまたろう」を例に怖いもの見たさ、禁止されるとやってみたくなる心理のことらしい。またタバコを吸う人は高額納税者であるとタバコと税金の関係を説明した。
 食事とがんについて日本食が理想的だが塩分が多いので注意が必要。1日に必要な野菜の摂取量、肉や肉加工食品は摂取量に応じてがんのリスクが高くなり70g/1日以下が良いと話された。お酒を多く飲むことは良くないことやコーヒーにはがん予防効果があるのが分かっていることも取り上げた。
 肥満とがんの関係について体重と身長の数値から導き出されるBMI値は、数値が高くて肥満でも低くて痩せすぎでもがんのリスクが高くなると話された。
 感染症とがんについてはB、C型肝炎ウイルス、胃がんのピロリ菌、子宮頚がんのパピローマウイルスを例に説明し、現在ではワクチンや除菌で予防できる事を示した。
 特に子宮頸がんについて年間1.1万人が亡くなっていると詳しく話をされた。パピローマウイルスはセックスで移ることがあり、症状が出ないこと、自然に治ること、何度でも感染すること、50歳までに75~80%の女性が罹ること等を説明した。12~16歳の間に産婦人科でワクチン接種をすることが有効で、がんを予防することが出来るとのこと。しかし過去に副作用がメディアに大きく取り上げられ、国が積極的に推奨を中止した経緯があるが、現在ではワクチンの有効性が認められ推奨されている。
 最後に本日のまとめと日頃の生活習慣でがんを予防することや、症状が出る前にがん検診を受けることが大切で、家に帰って今日の話しを何か一つ話題にして教えてあげてくださいと締めくくった。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 271名

【内容】
1.講話 「大人も知らないがんの真実」 徳島県立中央病院 早渕修氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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がん検診率向上プロジェクト むつみホスピタル

医療法人むつみホスピタル しらさぎ病棟にて
がん検診率向上プロジェクトを実施しました。

2023年6月30日(金) 10:00~11:00

内容:「生活習慣とがん」
急性期の病棟の作業療法の患者教育プログラムの一環として実施

書いていただいたメッセージカードの枚数 23枚

富岡東高等学校羽ノ浦校(1・2年生) 出前講座

2023年7月3日(月)に徳島県立富岡東高等学校羽ノ浦校 1・2年生教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【内容】
 最初に、がんについて、生徒の意識と知識を確認され、基礎知識から現在の治療まで分かり易く説明されました。
 次に、がんの要因と予防の可否・生活習慣との関連性からウイルス感染へと話が移った。要因・予防・生活習慣・感染と、生徒へQ&A的に言葉を投げかける。全員が看護師を志している事もあり、的確な返答があった。特に、生活習慣の説明では、BMIと適正体重に関した内容を強く説明される。生徒は、 熱心に自分の適正体重の計算をしていた様子でした。
 最後に、がん検診の必要性と重要性を説明され、身近な方へ声掛けなどを行うよう締めくくりました。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1・2年生 80名

【内容】
1.講話 「がんと生活習慣」  むつみホスピタル 郡 利江氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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