徳島県立城之内中等教育学校 出前講座

2023年6月29日(木)に徳島県立城之内中等教育学校 体育館にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【内容】
 講師の川﨑理事は自身ががん患者であることを自己紹介で行い、11年間にわたる自身の症状を説明し、その間において体験した前立腺がんの治療法を病院の協力を得ながら模索している現状を話題とし、下記に示した内容を講話した。
 がんの基礎知識として、がんと生活習慣の関係が大きく、がん予防の話題として、がん検診が必要且つ重要な要素であることに講話の内容を進めていった。特に生徒が興味を持つ男女別のがん発症率と死亡率が異なることを男女の日常生活の違いが異なる数値であると理由づけした。また生徒の大きな関心事である男女別の最も多いがんの種類として男性は前立腺がん、女性は乳がんであることを指摘した。また、がんの発生メカニズムについても触れた。自身の治療については抗がん剤として放射線治療、緩和ケアー治療、ゲノム解析などを説明し、これらに要する高度な設備機器は本県の総合病院には設置され、レベルの高い現状にも触れた。 
 生活習慣とがんの発生の関連性についてはたばこの話題が大きく、特にたばこを吸わなくても周りの人が吸うたばこの煙が要注意であることも説明していた。
 まとめとして川﨑理事は下記の3項目を挙げた。
①3つの顔を体験(がんの発症、がんの治療、新しいがん治療への挑戦)
②人生で大切なものを学んだ(正しい知識の習得、生活習慣の見直し、命の大切さ)
③私の声を行動に移してほしい(早期発見のためのがん検診)
 
 次に米川理事より医者からがん検診を受けるように言われながら症状が現れるまで検診を受けなかった自身の甘さが、後日、膀胱の全摘手術をしなければならなかった悔やまれる事実を話し、生徒たちの大切な家族に対してがん検診を勧めるメッセージカードを書くようにお願いした。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
2年生 140名

【内容】
1.講話 「がん」について  AWAがん対策募金 川﨑理事
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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川島高等学校 出前講座

2023年6月22日(木)に徳島県立川島高等学校 体育館にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【内容】
 最初に自己紹介があり、講師は徳島県の14名のがん専門看護師の一人としてがん患者の気持ちに寄り添い仕事をしている。
 講話では正常な細胞が悪性のがんになる仕組み、年齢別がん罹患率、がんの原因(ウイルス、生活習慣、遺伝、その他)について説明した。次にがんの5つの予防方法から私達が今できることを若い時から毎日心掛けると将来がんに罹る確率が下がると話された。特に禁煙が大切な事、食物関連要因の中で大切な事、BMI値と死亡リスクの関係から毎日歩くことが効果あることなどを解説した。
 生活習慣以外ではがんに関係するウイルス感染症、胃がん、肝がん、子宮頸がん、白血病についてワクチン接種、除菌などががん対策として有効であると説明があった。
 がん検診で早期発見された場合、92.8%は助かるという統計があるのでがん検診を受けることが大切で家族の方、自分の大切な方に検診を勧めて下さいと締めくくった。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
全学年 356名

【内容】
1.講話 「がんを予防する生活習慣」 徳島県立中央病院 川端泰枝氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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徳島県立池田高等学校辻校 出前講座

2023年6月14日(水)に徳島県立池田高等学校辻校 多目的ホール3階にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【内容】
 高校生の皆さんに何故がんの話か、がんを知る事は生きること。皆様の大切なものを守るために今日の話があります。がんはそっとくる身近な病気です。みなさんの二人に一人が将来がんになる確率です。今健康で大切な家族もひょっとすると将来がんになる可能性があります。
 医者に託されている事は法律では公衆衛生の向上及び増進に寄与し、健康な生活を確保するとあります。健康とはWHOでは身体的、精神的そして社会的に良好となっており、自分らしさや自分が大切にしているスピリチュアリティが大切です。

 人間の細胞の遺伝子がたくさん傷付いてがんになります。放射線や喫煙などが原因となりますが、がん対策として
(1)一番はがんにならないように気を付けること
(2)治り易いうちに見つける、外科医も治せる。薬がよく効く
(3)適切な治療を受ける(手術、放射線治療、免疫療法など)
(4)どうしても治らないときは苦しみを押さえる緩和治療を受ける

 がんは全部防ぐことは出来ませんが、かなりのがんは防ぐことが出来ます。肺がん、乳がん、子宮がん、子宮頸がん、前立腺がん、大腸がんは防ぐことが出来ます。血液のがん、脳腫瘍は防ぐのが難しい。
子宮頸がんを例に取ると、9割はヒトパピロマウィルスが関係しています。性交によって人から人へ移ります。男性、女性の両方が気を付けなければなりません。
 食物の習慣で言うとタバコが一番悪い、タバコは肺気腫、肺がん、喉頭がん、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが非常に高まる。良い所はありません。女性と胎児には非常に悪い。タバコを吸う人は肺が真っ黒、肺胞が破れて肺の面積が狭くなり息が苦しいです。タバコを止めても決して元に戻りません。吸い終わった後45分間も息から有害物質が出ています。吸う人と吸わない人では寿命に差がでます。がん予防の12ヶ条があるので紹介します。
 がん検診にはレントゲン(胃)、内視鏡(食道、胃)、バリウム(胃、大腸)、便潜血(大腸)、超音波(肝、膵臓、乳房)、乳房撮影(乳房)、婦人科検診(子宮、卵巣)、腫瘍マーカー(前立腺)、乳がんは触診でかなり見つけられます。一定の年齢になると自治体から検診の知らせが来るので是非受けるように家族の方に伝えて下さい。
 がんになると健康が失われます。痛い、精神的につらい、寝られない、鬱になる、家で住めない、お金がいります。もう一つの痛みがあります。スピリチュアルな痛み、自分が自分らしく生きられない痛み。自分が大切にしているものを失う痛み。一番大変なのはスピリチュアルな痛みです。だから健康を保たなければなりません。健康な時は気付き難いです。星の王子さま知っていますか。狐が王子様に「一番大切なものは見えないんだよ、失った時に分かるんだよ」無くなりかけると痛みが見えてくる。将来の自分の大切なこと、大切な人のためにがんを避ける生活を守りましょう。大切な人生のためにタバコの煙を避けましょう。偏らない食事、運動、ストレスを避けて良く寝ましょう。あなたの大切な方のために是非検診を勧めてあげて下さい。将来大人になったら検診を受けて下さい。がんは早期に発見すれば治癒することも可能です。がんは身近な病気です。大切なことは日々の生活の中で気付きません。皆さんもがんを避ける人生を送ってください。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 41名

【内容】
1.講話 「『がん』のこと」 徳島県立三好病院 住友正幸氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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