徳島市立高等学校 出前講座

2020年7月17日(金)に徳島市立高等学校 教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
1.「がん」はどのような病気か!
  消化管や皮膚の上皮細胞の変異、増殖した悪性組織、更に筋肉・骨・血管・神経等の非上皮性細胞から発生した悪性腫瘍について説明

2.徳島県における主要死因別死亡数の割合!
  年間約1万人の死亡者の内,25%、つまり4人に1人ががんで亡くなっている現状について

3.「がん」の因果関係!
  胃がんーヘリコバクターピロリ菌の存在、肝細胞がんーB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、子宮頸がんーヒトパピローマウイルス、成人T細胞リンパ腫―白血球の中のT細胞にウイルスが感染し、がん化したことにより発症する血液のがん等々の説明

4.「がん」の予防医学ーがん検診!
  重症化の防止、早期発見、早期治療のために健康診断・がん検診・人間ドックの重要性

5.男女別がん検診受診率(40~69歳)の推移!
  胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮がん等の検診割合と本県検診率の低さの現状

6.がんの主な治療法!
  手術・薬物療法・放射線療法・免疫療法についての概略説明

7.がんのサバイバー!
  医療技術の進歩による生存率の向上により以前は不治の病とされた「がん」は長期生存が可能になった。しかし、治療費や生活費といった経済的な問題、再発や将来への不安等精神的問題、治療による身体的副作用問題、仕事や地域での周囲への対応」という社会的問題が現実に存在する等について

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
2年生 37名

【内容】
1.講話「徳島県のがんの現状とその対策」 仁木訪問診療クリニック 理事長 仁木博文氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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