小松島西高等学校勝浦校 出前講座 

2020年1月15日(水)に小松島西高等学校勝浦校 研修館にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
・小居理恵氏の講話(がんの話)
  がんの事を理解しないと対策を立てられない。細胞分裂は人が生きている事と同義でがんは避けて通れない。細胞は自分をコピーして死んでいく。爪から決して髪の毛は生えない。隣同士の細胞はお互い手を離さない。人間と同じで事を仕損じたら人生それで終わりではない。間違っても修復する免疫の仕組みが働く。細胞が元と違った分裂を繰り返して異常な細胞の塊(腫瘍)となりそれが悪性のがんだと突貫工事でどんどん自分で血管を作り隣の細胞と手を放し勝手に血流などに乗って全身へ出ていく。正常な細胞ががんになり全身へ転移するまでの過程を、たとえ話を交えながら面白く分かりやすく説明した。今2人に1人ががんになっている。高齢になるとは今まで長年細胞分裂を繰り返して生きて来た事、また免疫力も低下してくるのでがん罹患者が多い。特に男性は女性よりタバコ、飲酒など細胞の遺伝子を傷付ける生活習慣が多いのでがんになり易い。タバコの煙は発がん物質を含んでいるので細胞が作り間違う量が圧倒的に増えてくる。

・山本麻衣氏の講話(がんの予防)
  男女のがん原因はウィルス・細菌感染、生活習慣、遺伝的原因が有るが、生活習慣は自分で気を付ける事が出来るから、これを中心にお話する。禁煙、バランスの良い食事、適度な運動、節酒、適性体重の維持が大切で、がんになる危険性を減らすことが出来る。また心身の疲れを取り免疫力を高める睡眠は大切です。生活習慣で特にタバコはあこがれ、格好いい、大人になった気分などで吸い始めるが、煙の中に4000種の化学物質、200種の有害物質、70種の発がん物質を含んでいる。がんの原因は分かっていない事があるので生活習慣以外にがんを早期発見するためのがん検診を定期的に受ける事が大切です。早期発見すると95%が治ると言われている。がんが1cmまで進行するのに10年~20年掛かり、その後さらに大きくなり自覚症状が出る。病状が出る前にがんを見つける事が大切で、病状が無くても定期的に検診を受けて下さい。女性の場合は20歳で子宮頸がんの検診の案内が来るので受けて下さい。通常40歳が来たら市町村から検診の連絡がある。是非受けて欲しい。纏めとして規則正しい生活習慣に気を付けて自分の体を大切に!

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 34名

【内容】
1.講話 「高校生からがん対策」 徳島保健所 山本麻衣氏・小居理恵氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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徳島中央高等学校定時制夜間部 出前講座

2020年1月9日(木)に徳島中央高等学校定時制夜間部 視聴覚教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
・小居理恵氏の講話(がんの話)
 がんの仕組みについて、細胞分裂の異変、修復の仕組みが働かない時にどうなるか、転移のメカニズムを説明して、細胞分裂は人が生きて行く上で避けられないので誰にでも起こる病気なのです。今2人に1人ががんになっています。日本のがんの現状についてがんになる人の割合、年齢別の男女の割合、高齢になると何故男性のり患者が多いのか等グラフで示した。またがんは全ての臓器で起こりうる事や主ながんの罹患数、種類、特徴をお話された。

・山田愛氏の講話(がんの予防と生活習慣)
 男女のがん原因の一つである生活習慣の中でトップである喫煙について煙の害を詳しく説明した。そして生活習慣は自分で気を付ける事が出来るから禁煙、バランスの良い食事、適度な運動、節酒、適性体重の維持が大切で、がんになる危険性を減らすことが出来る。また心身の疲れを取り免疫力を高める睡眠の大切さをお話した。望ましい生活習慣を取り続けるのは面倒くさいことかもしれないが、知識が有るだけで今後の行動が違ってくる。がんの原因は分かっていない事があるので生活習慣以外にがんを早期発見するためのがん検診を受ける事が大切です。進行するがんがまだ小さく自覚症状が出る前にがんを見つける事が大切で、病状が無くても定期的に検診を受けて下さい。年齢が来たら市町村から検診の連絡が来るので是非受けて欲しい。纏めとして規則正しい生活習慣に気を付けて自分の体を大切に!

・渋谷理事の講話
 56歳で体調不良から病院に行くと血液のがん、悪性リンパ腫と告知され、末期がんでしたが現在13年延命しています。その時、がんイコール死という認識しか持っていなかった。余命半年ですと言われた。がんの怖さは身をもって体験したが、それは自覚症状がほとんどない事です。指を曲げても痛くなってから病院へ行ったが、もっと早い時点のお腹が張って少し痛い時に病院へ行ったら良かったとすごく反省している。がんの告知を受けた時、嫁と娘の顔を見てショックを受けているようなので自分が沈んではいけないと思った。死の恐怖、孤独感の中で知ったのがリレー・フォー・ライフというがん撲滅運動の取り組み。この活動を徳島で出来たら良いなと思い、また自分が生きてきた証に成ると考えた。今日まで立ち上げ時に知り合った人々に支えられ励まされてやってきた。自分は衰弱していつ死ぬか分からない状態であったが、みんなに恩返しをしなければ死ねないと言う気がわいてきて、必ず生きてやるという気力が出てきた。朝起きて生きていると言う当たり前のことがすごいことだと気付いた。がんを体験して病気は自分が治したいと言う強い気持ちがあって医者はその手助けしてくれるものとわかった。がんになってもあきらめない事が大切。今この瞬間にも新しい薬や治療法が見つかっている。心ひとつで生きるか死ぬかが決まる。がんになってもあきらめずに前向きになって戦って欲しい。どんな状況でも生きている事が素晴らしい。がんになって失ったものはたくさん有るがそれ以上に家族の支援、人との出会い等得たものの方が多いと思っている。将来がん検診を受けて自分の人生を大事にして欲しい。

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
全校生徒 25名

【内容】
1.講話 「若い時からがん対策」 徳島保健所 山田愛氏、小居理恵氏
2.講話 「がんになって思う事・・・心の大切さ」 AWAがん対策募金 渋谷理事
3.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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