富岡西高等学校 出前講座

2019年10月29日(火)に富岡西高等学校 体育館にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
●田上先生の講話
今やがんは日本人の死因の第1位で代表的な病気です。親や自分ががんにならないためにどうすればよいか、相手をよく知って対策を取り、学んだ知識を生かして不幸になる確率を減らす、様々な対応能力を高め私生活について自分の考えを持つ、そして家に帰って家族に質問をして会話を進めてもらうためにこれからお話をしますと始まった。

 質問
1.がんは怖いですか
2.がん検診を受けていますか
3.がんになりにくくするにはどうすればよいですか
4.がんになってもあまり困らないためにどうすればよいですか
 今日はこれらについて解いていきますので、家に帰って家族で話合ってください。
大腸がんを例にがんは早期がんから進行がんまで実物の写真を見せながらステージ1から4まで進行度が上がり、リンパの流れを利用してがんは広がり、全身に転移することを説明した。ステージ毎の5年生存率のグラフから早期に発見して治療する事でがんは怖い病気ではない事がわかると話をされた。がんについてクイズを出し注意を引いた。
 がん種による死亡率と年齢別の罹患率のグラフから40歳位から高齢になる程がんになるリスクが高くなり、毎日の生活習慣の積み重ねで将来がんになりにくくなったり寿命に関係してくるので知識として覚えて置いて下さいと説明された。
がん治療は手術、化学療法、放射線療法、がん免疫療法があり医療の向上で平均的に60%が治るようになった。最近ノーベル賞を取ったがん免疫療法について易しく解説した。
 がんに対する総合的な対策として禁煙、食生活、運動、飲酒など予防方法と、特にタバコのデメリットについて詳しく説明した。がんは遺伝性が無いのでもし家族ががんになっても心配しないで、生活習慣を整え  がんのリスクが高くなる年齢になればがん検診を受ける事が大切であると語をされた。両親にがん検診を勧めて下さい。徳島県はがん受診率が低い県です。がん検診を受けて自分の体をしっかりと守ってください。
 最後にがんに関するクイズの答えを示して締めくくった。

●米川理事の講話
 私は膀胱がんで全部摘出しました。直腸がんや膀胱がんで肛門や膀胱を取った人は人工のストマーというのを付けています。私が学会で東京へ出張した時トイレで真っ赤な小便が出た。血尿とがんとが結び付かず、知識もなかったのでまさか自分ががんになるとは思っていなかった。帰ってきて大学病院で診察を受けると大変な状況でステージ3だと知らされた。尿意があっても尿が出なくなり、これは辛かった。半年前に定期健康診断で精密検査を受けるように言われていたが、自分はがんになるはずがないと放置していた。タバコも一時1日に40本吸っていた。先の田上先生のがんと生活習慣のお話に1つ1つが身に覚えがあった。
 徳島県には人工の袋を下げているオストメイトが1600人いる。3~4日で交換しなければならず、漏れることもあり好きなゴルフも出来ない。大腸関係のオストメイトはもっと大変な思いをしています。
 今日はメッセージカードを身近な大切な方に書いて貰うことになっています。がんは早く見つけると怖くはありません。体験者として自分はがんにならないと何の根拠もないのに思っていましたが、皆さんも年齢に達したら検診を受けて戴きたいし日頃の生活習慣にも気を付けてほしい。皆様方の大切な人にがん検診を受けるようにメッセージを書いてあげて下さい。

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 210名

【内容】
1.講話「がんの話:親や自分が、がん等で早死にしないために」 阿南医療センター 田上誉史氏
2.がん体験談 AWAがん対策募金 米川理事
3.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

2019tn1.jpg
スポンサーサイト



がん検診率向上プロジェクト あなん健康まつり

あなん健康まつりにて、がん検診率向上プロジェクトを実施しました。

日時:2019年10月20日(日) 9:30~12:00
場所:阿南市 夢ホール
内容:大切な人へがん検診受診を呼びかけるメッセージカード作成

書いていただいたメッセージカードの枚数 144枚

2019anank2.jpg

2019anank1.jpg

がん検診率向上プロジェクト 徳島県鳴門病院附属看護専門学校

徳島県鳴門病院附属看護専門学校 鳴看祭にて、がん検診率向上プロジェクトを実施しました。

日時:2019年10月17日(木) 9:00~15:00
場所:徳島県鳴門病院附属看護専門学校
内容:大切な人へがん検診受診を呼びかけるメッセージカード作成

書いていただいたメッセージカードの枚数 100枚


城西高等学校神山分校 出前講座

2019年10月16日(水)に城西高等学校 視聴覚教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
 日本の2人に1人ががんにかかる現状があり、人の体の細胞と遺伝情報、細胞のがん化、がんは遺伝子の病気、がん抑制遺伝子、免疫細胞の働きなど、イラストを使ってわかりやすく一般的ながんの説明があった。
 がんの進行度合いと予防・検診・治療(手術、薬物、放射線。緩和ケア)について系列的に説明した。
 がんにかかるリスクを上げる発がん因子(塩分取り過ぎ、野菜不足、運動不足、肥満、飲酒、たばこ)と関連するがん種を取り上げ、特にたばこの害と受動喫煙の悪影響を強調された。そしてがんにかかりにくくする方法を説明して、将来自分の健康の為に覚えて役立てると共に、家族にも伝えて下さいと訴えた。遺伝子の異常によるがん(生まれつき遺伝子に異常、家族に高頻度でがんが出る、アンジョリーナ・ジョリーの例)も少ないがある事を説明した。
 早期発見が大切ながん検診の話、がんの種類と検診方法、徳島県はがん検診率(大腸がんは全国最下位)が低いことから是非皆さん子供の目から親世代へ気を付けて配慮してあげて欲しい。
 緩和ケアを早期に行なうと生存率が向上する事がわかった。緩和ケアとは症状を和らげることの他に自分の病気を理解するサポートや治療方法を決める時のサポートなど広く含まれることを説明。国が定めたがん相談支援センターは誰でも色んな相談ができるので活用して欲しい。

<本日のポイント>
〇がんは遺伝子の異常によって起こる病気、がんになりにくい生活習慣で予防が可能になる
〇検診で早期発見が大切、早く見つければ手術も進歩しているから治る可能性が高い
〇緩和ケアも治療手段の1つ、がん相談支援センターの活用
〇がん治療は進歩して、以前より体に優しい治療法が増加している。がんになっても諦めないでがんに向き合って治療して欲しい。また家族の方が健康的な生活が送れるように今日の知識を伝えて欲しい。


【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
3年生 26名

【内容】
1.講話「がんになりにくい生活とその工夫」 徳島大学病院がん診療連携センター長 宮本弘志氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

2019jyouseik3.jpg

がん検診率向上プロジェクト 徳島ビジネスチャレンジメッセ

徳島ビジネスチャレンジメッセ
「チャレンジ!健康寿命アップ啓発ブース」にて
がん検診率向上プロジェクトを実施しました。

日時:10月10日(木) 10:00~17:00
場所:アスティとくしま
内容:各種啓発パネル、パンフ展示、DVD上映
   がん検診受診を呼びかけるメッセージカード作成

書いていただいたメッセージカードの枚数 25枚

2019tbcm1.jpg

2019tbcm2.jpg

がん検診率向上プロジェクト 打合せ

2019年度がん検診率向上プロジェクトの打合せを行いました

日  時 10月3日(木)19:00~20:10
場  所 徳島往診クリニック附属訪問看護ステーション
出席者 学生7名、教員2名、AWAがんスタッフ7名
内  容 ・理事長挨拶 勢井理事長
       ・自己紹介
       ・体験者のお話 高田理事
       ・議題 去年の反省と提案
           景品について
           備品の持ち回りについて
           サポートスタッフの派遣について

2019meeting4.jpg

穴吹高等学校 出前講座

2019年9月18日(水)及び9月27日(金)に穴吹高等学校 教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
 2日に分けて2クラス(30名×2回)の出前講座を行なった。教室には30名の生徒達と校長先生、教頭先生も出席され、がん教育について熱心に聴講された。
 住友先生のお話はわかりやすく、将来のある生徒達に自分の健康はもとより大切な家族の健康を思う心の授業をされた。
 がんは人知れず近寄ってくる。今日はあなたの大切なものを守るための話をしますと始まった。がんは身近な病気で、今は健康でも将来は二人に一人ががんになる可能性があり、死因の一番であることをグラフを使って説明した。
 がんはどのようにして出来るのか、がんに対する対策は、防げるがんと防げないがんとは、防げるがんの予防はこうすればリスクを減らせるとわかりやすく話をした。
 その中で肺の手術の経験からもタバコの害について特に強調し、副流煙の怖さや早く禁煙すればそれだけ寿命が延びるから家族の方へ禁煙を勧めて下さいと訴えた。
 がんの予防の12ヶ条では日頃の生活習慣の大切さ、がん検診ではがんの種類と方法について説明し早期発見が大切さだと話された。
最後にスピリチュアルペインについて、大切な人が急に亡くなる心の痛みは大きい、将来自分と大切な人の為にがんを避ける生活を守り、自分と大切な人の為にがん検診を受けて下さいと結んだ。

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 60名

【内容】
1.講話「『がん』のこと」 徳島県立三好病院 院長 住友正幸氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

2019anabuki1.jpg
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR