川島高校 出前講座
平成30年6月21日(木)に川島高等学校 至誠会館にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。
【講話の内容】
・病気は時代を反映する
戦後、主要な病気は時代と共に推移している事がわかる。皆さんが50歳位になった時は、がんが多い現在と変わっているかも知れない。以前は胃がんで死んでいたのが今は大腸がんや肺がんで多く死んでいる。遺伝子は変わっていないので生活習慣が変わってきているのが大きな原因。年を取るとがんになりやすくなる。
戦後、主要な病気は時代と共に推移している事がわかる。皆さんが50歳位になった時は、がんが多い現在と変わっているかも知れない。以前は胃がんで死んでいたのが今は大腸がんや肺がんで多く死んでいる。遺伝子は変わっていないので生活習慣が変わってきているのが大きな原因。年を取るとがんになりやすくなる。
・がんの発見と治療
がんが出来ると色んな症状が出る。体の中の広がりによって治療方針が変わる。治療法は手術、抗がん剤、放射線、緩和ケアを組み合わせ患者さんに応じて対応していく。たとえ完全に治らなくても苦しくないような人生を送って貰うことが出来る。これらの治療法で患者さんのがんが治る確率は全体的に6割位。今は予防をして早期発見をして治療をして緩和ケアをする総合的な対応を取っている。
・がんに掛かるリスクを減らすには
みんなタバコは悪いと思っているが食事も3割くらいのウエイトを持っている。特に赤いお肉、四つ足の肉、ハム、ベーコンなど加工食品は魚、鶏より良くないと言われている。食べ過ぎに気を付けよう。タバコは色んながんに影響を与える。また血管に関係する病気の原因にもなる。女性は胎児に悪い影響を与えさらに皮膚の老化を早める。タバコを吸う人は早死にするとデータに出ている。禁煙、運動、食事、睡眠、アルコールを控えめにすると脳梗塞も心筋梗塞もがんや糖尿病や認知症にも成りにくい。がんになりたくないと思って今から気をつけると将来このような病気になる確率が下がってくる。
・がん検診が大切
40歳過ぎるとがんにかかるリスクが急に上がってきます。徳島県は検診率が低いのは全国的に有名。通常1000人に2人位がんが見つかるのですが、検診を受けな
いから1000人に0.2人しか見つからないと言うのが大きな問題。がんが見つかると精密検査をして取れば治る。皆さん今日帰ったら家族の人にがん検診を受けてと言って下さい。がんにかかりにくくする方法を教えてあげて下さい。
【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。
【対象】
1年生 140名
1年生 140名
【内容】
1.講話『親や自分ががん・生活習慣病で早死にするリスクを下げる方法』
徳島県立中央病院 寺嶋吉保氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成
スポンサーサイト