がん検診率向上プロジェクト 反省会
がん検診率向上プロジェクトの反省会を行いました。
日 時 11月22日(火) 19:00~20:00
場 所 徳島往診クリニック附属訪問看護ステーション
参加人数 17名
議 題 ①プロジェクトの報告
②学生スタッフの感想
③今後の課題、提案
<学生スタッフの感想>
呼び込みが大切だとわかったが、なかなかできなかった。最初恥ずかしかったが、だんだん慣れて出来るようになった。
乳がんモデルに関心を持ってくれた。実際に触れられるものを増やせば、もっと関心を持ってもらえるのでは。
空き時間を利用して予めハガキにイラストを書いておいた。ハガキが書きやすくなるよう工夫してよかった。
家族からうれしいと言われた。実際に検診に行ってくれた事が分かった。
医療関係以外の学生は検診の事がわからない人が多い。家族の方にカードを出すというと興味を持ってくれた。
ハガキはずっと連絡を取ってなかった人に連絡を取る手段にもなる。
がん検診率プロジェクトの奥に骨密度測定、血圧測定を設けたことで、親が検査している間に子どもが書いてくれたり、検査のついでに親も書いてくれた。
がん検診のハガキをおじいちゃん、おばあちゃんが貰ったらうれしいと思う。
社会人だけでなく、高校生、大学生も関心を持って書いてくれたのに驚いた。
この機会がなかったら大学生が親にがん検診に行ってほしいと言う機会はなかなかない。
楽しそうにハガキを書いてくれた。いろんな人と話すきっかけになってよかった。
自分は友達に多く書いてもらった。他の人にも呼びかけたが難しかった。他の科と連携してプロジェクトを実施するともっと多く書いて貰えると思う。
ハガキに書いた気持ちの他に、がん検診に関してどのように考えているかなど思いを知れたらよかった。
城北高等学校 出前講座
平成28年11月17日(木)に城北高等学校 体育館2階アリーナにて、がん検診率向上のための出前講座を行いました。
【講話の内容】
人は何故がんになるのか。毎日5000個の細胞ががん化してる。がんにならないのは自分の力で修復しているから。
細胞にダメージを与える物として発がん物質(タバコや食品添加物、かびや焦げたもの、大気汚染)、紫外線、放射線、ウィルス・細菌の感染などがある。人にはがん抑制遺伝子や免疫細胞が有ってがんを攻撃するが、逃れて増えたものががんとなる。遺伝子が傷付いてがんになるまで10年位かかると言われている。
がんになった人の推移。男性は60代から増えている。女性も60代から増えているが、女性の場合若くしてなるがんがあるので30代から増えてきている。がんが原因で亡くなった方は70代から増えてきている。男性は胃がん、大腸がん、肺がん、前立腺がんにかかる人が多い。女性は乳がん、大腸がん、胃がん、肺がん、子宮がんと続く。
がんで亡くなる人が多いのが男性は肺がん。これは肺がんの治療が難しいのが一つの原因。女性は乳がんが多いが、亡くなるのは大腸がん、胃がん、肺がん、すい臓がんが多くなっている。男女平均すると一生の内に二人に一人ががんになる時代。
日本の20歳以上の女性は90%以上が全く運動をしていないと言われている。ゆっくり歩くとか子供と遊ぶとかはダメ。肥満はダメだけど痩せすぎもダメという勧告が出ている。BMIで30以上、21未満ががんになる確率が高いと言われている。
子宮頸がんの話。子宮頸がんと子宮体癌はまったく別のもの。子宮頸がんになる人は10代後半から増えてくる。ピークは40歳。亡くなっている人は20歳から49歳まで増加がみられる。日本では子宮頸がんになる人が外国より少し多い。外国ではワクチンの接種がされているが日本は現在停滞している。子宮頸がんはヒトパヒロウィルスが原因。性行為で感染するウィルスで、一生の内に女性の8割の人が症状も出ないで感染すると言われているごくありふれたウィルス。
子宮頸がんになるにはこのウィルスに感染して10年かかると言われている。初期には自覚症状なく感染した事にも気づかない。性行為などで接触出血した時にはかなり進行している。大切なのは早期の検診で同時にパピロマウィルスの検査を受けること。20歳になると市からクーポンが届く。近くの婦人科に行くとこの検査をしてくれる。日本人はクーポンを貰っても20%しか検診に行っていない。
女性には30歳代でなってしまうがんがある。女性ホルモンに依存性のがん。乳がんは40歳がピーク。子宮体癌は生理不順を放置しておくと若くてもなってしまうがん。月経不順はしっかり治療しなければならない。3ヶ月以上生理が無いと女性ホルモンがずっと高いままなのでがんになるリスクが高まる。20歳を過ぎたら子宮頸がんの検査を受けて一緒に乳がん検診もしよう。
日本人の為のがん予防法
1.禁煙。タバコの煙を吸わない。人の煙も吸わない。
2.飲酒、節度ある飲酒を。ビールなら大1本と言われている。
3.食事はバランス良く、野菜や果物不足にならないように、塩分は控えめに、熱い状態で飲んだり食べたりしないように。
4.毎日運動して活動的な暮らしをしましょう。毎日60分歩くなど。
5.適正な体型を維持しましょう。肥満、痩せ過ぎないように。
6.がんに関係あるウィルスや細菌に感染していないか検査をしよう。
これらを全部すると男女ともリスクは半分に押さえられるが、1つでも多く心掛けるとその分リスクは抑えられる。厚生省は今より10分多く運動しようと勧告している。慣れてくると毎日60分、週1回は汗をかく運動を30分しよう。
細胞にダメージを与える物として発がん物質(タバコや食品添加物、かびや焦げたもの、大気汚染)、紫外線、放射線、ウィルス・細菌の感染などがある。人にはがん抑制遺伝子や免疫細胞が有ってがんを攻撃するが、逃れて増えたものががんとなる。遺伝子が傷付いてがんになるまで10年位かかると言われている。
がんになった人の推移。男性は60代から増えている。女性も60代から増えているが、女性の場合若くしてなるがんがあるので30代から増えてきている。がんが原因で亡くなった方は70代から増えてきている。男性は胃がん、大腸がん、肺がん、前立腺がんにかかる人が多い。女性は乳がん、大腸がん、胃がん、肺がん、子宮がんと続く。
がんで亡くなる人が多いのが男性は肺がん。これは肺がんの治療が難しいのが一つの原因。女性は乳がんが多いが、亡くなるのは大腸がん、胃がん、肺がん、すい臓がんが多くなっている。男女平均すると一生の内に二人に一人ががんになる時代。
日本の20歳以上の女性は90%以上が全く運動をしていないと言われている。ゆっくり歩くとか子供と遊ぶとかはダメ。肥満はダメだけど痩せすぎもダメという勧告が出ている。BMIで30以上、21未満ががんになる確率が高いと言われている。
子宮頸がんの話。子宮頸がんと子宮体癌はまったく別のもの。子宮頸がんになる人は10代後半から増えてくる。ピークは40歳。亡くなっている人は20歳から49歳まで増加がみられる。日本では子宮頸がんになる人が外国より少し多い。外国ではワクチンの接種がされているが日本は現在停滞している。子宮頸がんはヒトパヒロウィルスが原因。性行為で感染するウィルスで、一生の内に女性の8割の人が症状も出ないで感染すると言われているごくありふれたウィルス。
子宮頸がんになるにはこのウィルスに感染して10年かかると言われている。初期には自覚症状なく感染した事にも気づかない。性行為などで接触出血した時にはかなり進行している。大切なのは早期の検診で同時にパピロマウィルスの検査を受けること。20歳になると市からクーポンが届く。近くの婦人科に行くとこの検査をしてくれる。日本人はクーポンを貰っても20%しか検診に行っていない。
女性には30歳代でなってしまうがんがある。女性ホルモンに依存性のがん。乳がんは40歳がピーク。子宮体癌は生理不順を放置しておくと若くてもなってしまうがん。月経不順はしっかり治療しなければならない。3ヶ月以上生理が無いと女性ホルモンがずっと高いままなのでがんになるリスクが高まる。20歳を過ぎたら子宮頸がんの検査を受けて一緒に乳がん検診もしよう。
日本人の為のがん予防法
1.禁煙。タバコの煙を吸わない。人の煙も吸わない。
2.飲酒、節度ある飲酒を。ビールなら大1本と言われている。
3.食事はバランス良く、野菜や果物不足にならないように、塩分は控えめに、熱い状態で飲んだり食べたりしないように。
4.毎日運動して活動的な暮らしをしましょう。毎日60分歩くなど。
5.適正な体型を維持しましょう。肥満、痩せ過ぎないように。
6.がんに関係あるウィルスや細菌に感染していないか検査をしよう。
これらを全部すると男女ともリスクは半分に押さえられるが、1つでも多く心掛けるとその分リスクは抑えられる。厚生省は今より10分多く運動しようと勧告している。慣れてくると毎日60分、週1回は汗をかく運動を30分しよう。
がんは二人に一人がなる時代。予防法を実践する事と検診をしっかりと受ける事が大切である。
【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。
【対象】
1年生 280名
【内容】
1.講話『がん予防と若くても注意が必要ながんについて』
【対象】
1年生 280名
【内容】
1.講話『がん予防と若くても注意が必要ながんについて』
徳島大学病院 河北貴子氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成
川島高等学校 出前講座
平成28年11月14日(月)に川島高等学校 至誠会館にて、がん検診率向上のための出前講座を行いました。
【講話の内容】
日本人の死亡の原因が戦前は胃腸炎、結核、肺炎など感染症が多かったが、戦後に大きく出て来たのが悪性新生物、がん。長生きするようになって益々がんが原因で死亡する方が増加している。
細胞が突然変異でがん細胞が発生し、ブレーキが効かなくなって細胞が増殖する。がん細胞が10回分裂すると1000個に増え重さが1μgになる。20回分裂では100万個、重さで1㎎、30回では10億個で1gになり、この段階は早期がんと言う。40回では1兆個で重さが1kgとなり進行がんの状態。
大腸がんを例にステージⅠは粘膜の中だけ、ステージⅡは大きくなって筋肉まで進展、ステージⅢではリンパ節の周りまで進展、遠隔に転移した状態をステージⅣと言う。5年生存率はがん平均で言うとステージⅠでは8、9割、ステージⅡでは8割を切る。ステージⅢは5割を切って、ステージⅣでは2割を切る。早い内にがんを見つける事が大切だとわかる。
徳島新聞に膵がんの記事が載っていたが、膵がんは早期に発見するのが難しい。0からⅠで見つかるのは1割、4割は見つかった時に他に転移していてⅢ、Ⅳになっている。がんによって進展のスピードが違うし場所によっても見つけ難いのもあるが、早く見つかれば早く治療が出来る。進行してしまうと厄介。
ある程度の年齢が来たらがん検診を受ける事が大切。胃がん検診はレントゲン、内視鏡で40歳以上毎年、大腸がんは便の潜血を調べる40歳以上毎年、肺がんはレントゲンで40歳以上毎年、女性は子宮頸がん20歳以上2年に1回、乳がん検診はマンモグラフィー40歳以上2年に1回受けるよう国の方針として決められている。
今は治療医学から予防医学の時代になっている。がんになる前に予防しよう。がん細胞が出来るメカニズムはまだ十分に分かっていないが発がん物質を避ける、慢性の炎症を避けよう。タバコ・食事・肥満、運動不足、ウィルス・細菌、環境汚染、アルコールなど様々な要因が発がんの可能性としてある。タバコはすぐに止めよう。ウィルス・細菌では、例えば胃がんの原因であるピロリ菌、発がん性がある事がわかり、これは調べれば直ぐにわかる。1週間薬を飲むと除菌できる。若い頃に除菌するほど良い。過去に胃がんの方が居たら家族の人にピロリ菌の話などをしてあげたらどうでしょうか。がん検診を受けて、またがんにならないような生活を心がけよう。
細胞が突然変異でがん細胞が発生し、ブレーキが効かなくなって細胞が増殖する。がん細胞が10回分裂すると1000個に増え重さが1μgになる。20回分裂では100万個、重さで1㎎、30回では10億個で1gになり、この段階は早期がんと言う。40回では1兆個で重さが1kgとなり進行がんの状態。
大腸がんを例にステージⅠは粘膜の中だけ、ステージⅡは大きくなって筋肉まで進展、ステージⅢではリンパ節の周りまで進展、遠隔に転移した状態をステージⅣと言う。5年生存率はがん平均で言うとステージⅠでは8、9割、ステージⅡでは8割を切る。ステージⅢは5割を切って、ステージⅣでは2割を切る。早い内にがんを見つける事が大切だとわかる。
徳島新聞に膵がんの記事が載っていたが、膵がんは早期に発見するのが難しい。0からⅠで見つかるのは1割、4割は見つかった時に他に転移していてⅢ、Ⅳになっている。がんによって進展のスピードが違うし場所によっても見つけ難いのもあるが、早く見つかれば早く治療が出来る。進行してしまうと厄介。
ある程度の年齢が来たらがん検診を受ける事が大切。胃がん検診はレントゲン、内視鏡で40歳以上毎年、大腸がんは便の潜血を調べる40歳以上毎年、肺がんはレントゲンで40歳以上毎年、女性は子宮頸がん20歳以上2年に1回、乳がん検診はマンモグラフィー40歳以上2年に1回受けるよう国の方針として決められている。
今は治療医学から予防医学の時代になっている。がんになる前に予防しよう。がん細胞が出来るメカニズムはまだ十分に分かっていないが発がん物質を避ける、慢性の炎症を避けよう。タバコ・食事・肥満、運動不足、ウィルス・細菌、環境汚染、アルコールなど様々な要因が発がんの可能性としてある。タバコはすぐに止めよう。ウィルス・細菌では、例えば胃がんの原因であるピロリ菌、発がん性がある事がわかり、これは調べれば直ぐにわかる。1週間薬を飲むと除菌できる。若い頃に除菌するほど良い。過去に胃がんの方が居たら家族の人にピロリ菌の話などをしてあげたらどうでしょうか。がん検診を受けて、またがんにならないような生活を心がけよう。
【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。
【対象】
3年生 167名
【内容】
1.講話『がんについて知ろう!』 徳島県総合健診センター 本田浩仁氏
【対象】
3年生 167名
【内容】
1.講話『がんについて知ろう!』 徳島県総合健診センター 本田浩仁氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成
平成28年度 徳島県緩和ケア研修会 ランチョンセミナー
「平成28年度 徳島県緩和ケア研修会」ランチョンセミナーにて
川崎理事が講演を行いました。
日時:平成28年11月6日(日)9:30~15:55
場所:徳島県立三好病院 新棟5階講義室
内容:ランチョンセミナー
演題:「がん患者が思う緩和ケア」
自らの体験や他の患者さんから聞いた、現在の徳島県内での病院の印象など
患者としての率直な印象を受講者(医療関係者)へ訴えました。
また、がんピアサポートの件にも触れ、各病院での登録(導入)をお願いしました。