小松島西高等学校 出前講座
平成28年3月22日(火)に小松島西高等学校 体育館にて、がん検診率向上のための出前講座を行いました。
【講話の内容】
①徳島赤十字病院 石倉久嗣氏の講話
最初に一般的ながんに関する知識を勉強。
・がんがどのようにして発生するのか
・がんの怖い所
・がんの進行について
・肺がんの例
・がんになる確率
・がんで死亡する確率
・徳島県におけるがん発生部位の順位
・日本人のがんの発生要因
本題ではタバコの害について勉強。
・がんの1/3はタバコが原因
・煙は発がん物質の宝庫
・タバコが原因する病気は16種類で吸わない人よりリスクが1.5~30倍に増加
・肺がん予防は禁煙
・タバコの3悪人(タール。一酸化炭素、ニコチン)
・副流煙の怖さ(特に赤ちゃん・子供へは最悪)
・若年喫煙は吸わない人より死亡率が6倍に上がる
がん検診の大切さについて勉強。
・そんな「がん」だが早期治療で治る
・徳島県のがん検診率は全国比較で最低クラス。
・検診を受けない理由
①自分は健康だと思っている
②自分はがんに掛からないと思っている
③がんと言われるのが怖い
④忙しくて検診に行く時間がない
⑤調子が悪ければいつでも病院に行ける
⑥病院でいつも診てもらっている
⑦どこに行ったらいいかわからない
がん検診は元気な時に受けるのがポイント。
自覚症状が出てからではがんが進行している。
早期がんは怖くないが進行がんは怖い。
病気は自分で選べないが早期発見は出来る。
最後にがんにならないためのがん予防12ヶ条を説明。
家に帰ったら父母にがん検診を受けるように言ってくださいと締めくくられた。
②AWAがん対策募金 川理事の体験談
命を考えたことがあるか?4年前に前立腺がん末期の告知を受け、命に直面し悩み、苦しみ、命について考えた。
皆さんがんのイメージは?こわい?いたい?つらい?わからん?
日本人の1/2が一生の内に一度はがんにかかる。そしての1/3の人ががんで死んでいる。
がん宣告を受け検査で各所の骨に転移しているのが判明し、リニアックという機械で放射線緩和治療を受けホルモン治療や今も7種類の抗がん剤を飲み治療を受けている。
自分も若い時から喫煙をしてきたが、タバコはいろいろな病気の死亡要因として悪影響を与える。タバコは吸わないようにしよう。
がんは早期発見・早期治療が何よりも大切。がんと言う病気を知ってほしい。知ればこわくはない。そして規則正しい生活を送ってほしい。朝ごはんを食べているか。苦手なものから逃げないでほしい。大切な人にメッセージカードで今の気持ちを伝えてください。
【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。
【対象】
小松島西高等学校 1、2年生 389名
【内容】
1. 講話 『がんは早期発見で治る!!~いまからできること~』
【対象】
小松島西高等学校 1、2年生 389名
【内容】
1. 講話 『がんは早期発見で治る!!~いまからできること~』
徳島赤十字病院 石倉久嗣氏
2. 体験談 『がんと向き合う』 NPO法人AWAがん対策募金 川陽二理事
3. 大切な人への心のこもったメッセージカード作成
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