徳島商業高等学校 出前講座

平成27年7月15日(水)・16日(木)の2日間、徳島商業高等学校 2階会議室にて、がん検診率向上のための出前講座を行いました。

今回は初めての試みで、1年生の2クラスが一緒に授業を受け、全8クラスを4回に分けて1日2回、2日間で、保健の授業の中で出前講座を実施しました。従来は266名の生徒を体育館などに一度に集めて出前講座を実施していましたが、今回学校の要望でトライしてみました。50分間の授業の中で講話、メッセージカード作成、さらに感想文も書くという時間的に厳しい状況でしたが、生徒達は集中して取り組み、授業の終わりには全員が提出していました。

【講師の川崎陽二氏のお話】
「がんと向き合う」というテーマでご自身の体験をもとに、がん告知を受けた時の気持ちから緩和治療、ホルモン療法、化学療法のつらさや、現在も治療を受けながらがんと向き合うことによって病気を知り、たくさんのことを学んだと、写真やユーモアを交えながらわかりやすく生徒達に話しかけた。
何がダメであったかを考えた時、若い時から吸っていたたばこが一番の原因だったと、喫煙による害を説明し、最後に君達に今何ができるか、たばこを吸わないこと、自分の大切な人にメッセージカードを書いて、知らない内に進むがんの早期発見・早期治療が重要なことを知らせてほしいと締めくくった。

【生徒の感想など】
生徒達から直接聞き取りを行った時の応えや、回収したメッセージカード及び感想文を読ませてもらうと、確実にたばこは止めなければいけないこと、がん検診受診による早期発見が大切なことを理解していた。また講師の川崎氏に対してお礼の気持が伝わってきた。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。 

【対象】
徳島商業高等学校 1年生 266名(男子87名 女子179名)  

【内容】
1. 体験談 「がんと向き合う」  NPO法人AWAがん対策募金 川崎陽二氏
2. 大切な人への心のこもったメッセージカード作成


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「がんと就労白書 2014-2015」 発行

平成27年6月30日に国立研究開発法人国立がん研究センターより、
「がんと就労白書 2014-2015」が発行されました。

ウェブサイト「がんと共に働く 知る・伝える・動きだす」の内容が再構築され、
さらに本年2~3月に実施された「がんに対する意識調査2015」のサマリーも加えて
編集されています。


なお、「がんと共に働く 知る・伝える・動きだす」の
「意見交換会 中小企業編1」 (平成26年8月30日 開催)
「意見交換会 中小企業編2」 (平成27年1月24日 開催)におきまして、
勢井理事長が座長を務めております。(頁15~頁27)


この「がんと就労白書 2014-2015」は、下記URLからPDFをダウンロード可能です。

小松島西高等学校勝浦校 出前講座

平成27年7月13日(月)に小松島西高等学校勝浦校 研修館にて、がん検診率向上のための出前講座を行いました。

【講師の高松保健師のお話】
たばこの害と恐ろしさをわかってもらう為に、クイズ形式で生徒達に問いかけ、正解に挙手をしてもらい話しを進められた。
・たばこの煙は200種類の有害物質が含まれているか
・正常な肺の写真はどちらか
・女性は喫煙して美しさを失うか
・たばこは老化を進めるか
・副流煙と主流煙ではどちらが有害か
・健康増進法第25条で室内禁煙になっている場所は
・たばこ依存症はニコチンの中毒か
クイズはたくさんの興味深い写真やイラストや表を使い、生徒達と対話しながらたばこの害や恐ろしさについて説明された。
ニコチン中毒はどのような症状か、そして克服するためにどうすればたばこを減らし更に禁煙できるか、現在ある処方についても説明された。たばこを人から勧められた時にきっぱりと断る方法(心のワクチン)を伝授し、生徒達の心に免疫が出来てたばこを断ることができるようにと指導された。

【講師の川崎陽二氏のお話】
皆さんはたばことがんが直接結びつかないと思いますが、今日の授業で今何をすべきか考えて行動に移してほしいというメッセージからスタートした。
がんのイメージって?・・・こわい、痛い、つらい、わからん。では、今日は少しでも知ってほしい。
がんになる確率は?・・・宝くじに当たるよりずっとずっと高いよ。
がんと正面から向き合い、がんをわかってくると怖くなくなり痛みが和らぐ。

自分は未成年の時から喫煙した。今までの積み重ねでがんになったと思う。昔はたばこを吸うと格好いいというコマーシャルがテレビで流れたが、今は喫煙を勧めることを流せない時代へと変わった。
がんは自分が知らない内に進んでいるのが怖い。熱が出て病院に行ってもがんとは違う他の症状を疑って治療した。いろんな症状が出て精密検査をしてがんが見つかる。早期発見、早期治療が本当に大切。
がんも生活習慣病の1つと言われるくらい長年の生活習慣に関係が深い。たばこは一番悪い。今私たちに出来ることは何か。症状のない時から早期にがん検診を受ける。たばこは吸わないこと。今日家に帰ったら、大切な方にがんは早期に発見すれば治る病気だから是非がん検診を受けるように訴えてくださいと締めくくった。

【生徒の感想など】
生徒数人に聞き取りをしたが、皆たばこの怖さがわかって良かったと言っていた。去年の出前講座では2人の生徒がこれを機会にたばこを止めたと聞いた。メッセージカードを書いているのを見せてもらった時、ある生徒は父親が以前からたばこを止めると言っているが、まだ止めない。絶対に早く止めてねとメッセージカードに書いていた。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。 

【対象】
小松島西高等学校勝浦校 2年生 39名  

【内容】
1. 講話   「たばこ」と「がん」  徳島保健所 高松芳子氏 
2. 体験談 「がんと向き合う」  NPO法人AWAがん対策募金 川崎陽二氏
3. 大切な人への心のこもったメッセージカード作成


徳島県がんピアサポーター第2期生養成講座

徳島県がんピアサポーター第2期生養成講座を開催しました。

1日目
日時:7月11日(土) 9:45~17:00
場所:とくしま県民活動プラザ 第1会議室
講師:NPO法人がんサポートかごしま 理事長 三好綾氏
    徳島県立三好病院 寺嶋吉保氏
内容:
09:45~10:00 受付
10:00~10:15 オリエンテーション
10:15~11:00 自己紹介
11:00~11:30 徳島のピアサポーターについて
11:50~13:00 昼食
13:00~14:30 がんの基礎知識
14:30~15:00 ピアサポーターとは
15:00~15:15 休憩
15:15~16:15 ピアサポーターとは
16:15~16:20 休憩
16:20~17:00 1日目のまとめ
 
2日目
日時:7月12日(日) 10:00~16:30
場所:ときわプラザ 研修室1
講師:NPO法人がんサポートかごしま 理事長 三好綾氏
    徳島県立三好病院 寺嶋吉保氏
内容:
10:00~11:45 (DVD視聴)ピアサポーターにとって大切なこと
11:45~13:00 昼食
13:00~14:00 (DVD視聴)より良いコミュニケーションのために
14:00~14:05 休憩
14:05~14:30 ロールプレイ①
14:30~14:45 ロールプレイ①振り返り
14:45~14:50 休憩
14:50~15:20 ロールプレイ②
15:20~15:45 ロールプレイ②振り返り
15:45~15:50 休憩
15:50~16:30 まとめ
16:30~16:45 修了証書授与

受講者:患者会で1年以上の相談支援の経験を持ち、
      かつ患者会より推薦を受けたがん患者3名

踊るがんフォーラム開催

8月15日に開催される「踊るがんフォーラム」に共催しています。


■踊るがんフォーラム

日時  平成27年8月15日(土) 15時20分~17時20分 (14:50開場)    
場所  ホテル千秋閣
       〒770-0847 徳島県徳島市幸町3-55(自治会館)
       TEL:088-622-9121(代) FAX:088-621-3344

司会  徳島大学病院 がん相談支援センター長 金山博臣氏

講演1 「徳島県におけるがん診療連携と相談支援の取り組み」
       徳島大学病院 がん診療連携センター長 埴渕昌毅氏

講演2 「がんのことなら がん情報サービス」
       国立がん研究センター がん対策情報センター センター長 若尾文彦氏

講演3 「もうすぐ始まります~全国がん登録を知っていますか」
       国立がん研究センター がん対策情報センター 
       がん情報提供研究部長 高山智子氏

講演4 「がんとうまく付き合う方法~ 一病息災」
       徳島大学病院 食道・乳腺甲状腺外科 科長 丹黒章氏

特別発言  日本乳癌学会理事長 昭和大学乳腺外科 中村清吾氏


主催  徳島大学病院がん診療連携センター、徳島がん対策センター
共催  徳島県がん診療連携協議会、国立がん研究センターがん対策情報センター
     NPO法人徳島乳がんネットワークピンクリボン集会実行委員会
     あけぼの会、あけぼの徳島、NPO法人AWAがん対策募金
     徳島大学、徳島大学病院、徳島新聞社
     徳島医学研究・教育支援機構(SOMRET)
     中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム
     NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構(精中機構)
     NPO法人徳島乳がんネットワーク
後援  徳島県、徳島県医師会、とくしま未来健康づくり機構
     徳島県診療放射線技師会、徳島県薬剤師会、徳島県看護協会

【問い合わせ先】
徳島大学病院 がん診療連携センター
   TEL:088-633-7312 FAX:088-633-9111
徳島大学病院 食道・乳腺甲状腺外科
   TEL:088-633-7143 FAX:088-633-7144


NPO・ボランティア団体ポスター展示会

とくしま県民活動プラザ主催の「NPO・ボランティア団体ポスター展示会」に出展しております。
これは、社会貢献活動への理解・協力を多くの県民から得ることを目的として開催されております。
下記の日程で県内各地を巡回しますので、ぜひ、お立ち寄りください。
 
徳島県庁1F県民ホール             平成27年7月7日~7月14日
徳島市シビックセンター(市民ギャラリー)          7月18日~7月28日  
キョーエイ鳴門駅前店                      9月1日~9月8日  
マルナカ脇町店                          9月9日~9月25日  
貞光ゆうゆう館                           9月30日~10月7日 
フレスポ阿波池田                      10月14日~10月23日 
鳴門ウチノ海総合講演                   11月10日~11月25日 
ぽっぽマリン(JR由岐駅内)          平成28年1月8日~1月22日 
トレピ(小松島商工会議所会館)                2月2日~2月16日   
沖洲マリンターミナルビル                  2月20日~3月6日

城東高等学校 出前講座

平成27年6月24日(水)に城東高等学校 多目的ホールにて、がん検診率向上のための出前講座を行いました。

【講師の姫野教授のお話】
1.飲み水について
飲み水では下水道の普及率より上水道の普及率が大事で、徳島県の上水道の普及率は96.3%で全国平均97.7%より少し低いが、赤痢とかコレラの問題は発生していない。

2.アジアの地下水と汚染問題
地下水の汚染で問題のバングラデシュやカンボジアでは上水道はそれぞれ9.9%、
17.8%で、世界平均の56.2%よりかなり低いレベルである。井戸を掘ったが各地でヒ素中毒特有の黒足病、角化症、皮膚がんが発生した。重金属を含んだヒマラヤからの地下水が問題であった。

3.ヒ素とは
ヒ素は皮膚がん以外に肺がん、肝臓がん、膀胱がんにも関係しており、また心臓病、高血圧、動脈硬化などの悪影響を与える。一方、昔から少しの毒は薬という考えがある。漢方薬の中にはヒ素や水銀が入っているものがある。実際に牛黄清心丸の中にヒ素・水銀を添加している。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。 

【対象】
城東高等学校 1年生 320名  

【内容】
1. 講話 「アジアの人々の飲み水と健康」  徳島文理大学 姫野誠一郎氏 
2. 大切な人への心のこもったメッセージカード作成


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