穴吹高等学校 出前講座

2019年9月18日(水)及び9月27日(金)に穴吹高等学校 教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
 2日に分けて2クラス(30名×2回)の出前講座を行なった。教室には30名の生徒達と校長先生、教頭先生も出席され、がん教育について熱心に聴講された。
 住友先生のお話はわかりやすく、将来のある生徒達に自分の健康はもとより大切な家族の健康を思う心の授業をされた。
 がんは人知れず近寄ってくる。今日はあなたの大切なものを守るための話をしますと始まった。がんは身近な病気で、今は健康でも将来は二人に一人ががんになる可能性があり、死因の一番であることをグラフを使って説明した。
 がんはどのようにして出来るのか、がんに対する対策は、防げるがんと防げないがんとは、防げるがんの予防はこうすればリスクを減らせるとわかりやすく話をした。
 その中で肺の手術の経験からもタバコの害について特に強調し、副流煙の怖さや早く禁煙すればそれだけ寿命が延びるから家族の方へ禁煙を勧めて下さいと訴えた。
 がんの予防の12ヶ条では日頃の生活習慣の大切さ、がん検診ではがんの種類と方法について説明し早期発見が大切さだと話された。
最後にスピリチュアルペインについて、大切な人が急に亡くなる心の痛みは大きい、将来自分と大切な人の為にがんを避ける生活を守り、自分と大切な人の為にがん検診を受けて下さいと結んだ。

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 60名

【内容】
1.講話「『がん』のこと」 徳島県立三好病院 院長 住友正幸氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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池田高等学校辻校 出前講座

2019年7月17日(水)に池田高等学校辻校 講堂5階にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
 高校生の皆さんに何故がんの話か、皆様の大切なものを守るために今日の話があります。がんは身近な病気です。今健康で大切な家族もひょっとすると将来がんになる可能性があります。がんは遺伝性の病気ではないが、がんがたまたま起こる生活習慣と、たまたま起こり難くする生活習慣がある。

1.はじめに
 私が医者になった時にがんが増え始めた。私はブラックジャックに憧れて外科医になった。今2人に1人ががんになる時代。国としてやらなければいけない事はがん対策です。がんの予防をしなければならないのは年寄りではなく、皆さんのような若い人が必要です。

2.日本人のがん種
 男性で死亡率のトップは肺がんです。2位は胃がんですが、罹患率のトップは胃がんです。胃がんの患者は多いが、死亡率が上がらないで止まっているのは日本が内視鏡の検診を発達させ早く見つける先生の努力です。肺がんは十分ではない。次に多いのが大腸がんだ。女性では大腸がんがトップ。脂肪の多い食べ物が関係している。米国では昔から大腸がんが多い。便秘がいけない、大腸の中に便を溜めておいてはダメ。野菜を食べない。肝がんはウィルスの薬が開発され激減している。全世界で膵がんが増加している。治り難いので早く見つける検診法が問題になっている。女性では乳がん、子宮がん、男性では前立腺がんをどうするか重要な課題となっている。

3.どうしてがんができるか
 人間の細胞にたくさん傷が付いてがんになる。最近1個の遺伝子がやられたらがんになるドライバー遺伝子と言うのが見つかった。逆に言うとこれは抑制でき、この治療を広めたのが日本人の先生で、肺がんの患者の中でよく効き寿命が延びた人も居る。身体の中の免疫が働いてがんを殺すが、がんには2種類あり免疫細胞から見えないように隠れるがん、免疫細胞が働かないようにスイッチをオフにするがんがいる。本庶先生がこのスイッチを発見してノーベル賞をもらったが、これを応用した薬がオブジーボ、肺がんの15%の人が治ると期待されている。免疫から逃れたがんが固まり、バラバラ外れるとリンパ管や血管から頭や他の臓器へ広がっていく。外科医が治せるのは転移がないがんだけです。大事なのは内科の先生が転移する前に見つける事だけです。どんな外科医でも治せる率はあまり変わらない。人間の治癒率を変えるのは手術ではなく、見つけてくれる病院が前にあるかどうかに掛かっている。見つけてくれなければどんなにすぐれた外科医でも治せない。

4.がん対策、大切なのは(1)と(2)
(1)一番はがんにならないように気を付けること
(2)治り易いうちに見つける、外科医も治せる。薬がよく効く
(3)適切な治療を受ける(手術、放射線治療、免疫療法など)
(4)どうしても治らないときは苦しみを押さえる緩和治療を受ける

5.がんの予防にどんなことに気を付けるか
 がんは全部防ぐことは出来ないが、かなりのがんは防げる。肺がん、乳がん、子宮がん、子宮頸がん、前立腺がん、大腸がんは防ぐことが出来る。血液のがん、脳腫瘍は防ぐのが難しい。
 子宮頸がんを例に取ると、9割はウィルスが関係している。外国では男性と女性と両方がワクチンを打つ。愛する人の為に女性任せにしない。日本政府はこれからどうするか期待される。
 食物の習慣で言うとタバコが一番悪い、次は食事で脂肪は大腸がん、乳がんに悪い。お酒は飲み過ぎるとダメ。食習慣を変えないとがんは増え続ける。タバコは肺気腫、肺がん、喉頭がん、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが非常に高まる。良い所はない。気分が落ち着くと言うが、タバコは興奮作用があり、落ち着く気がするだけ。女性と胎児に非常に悪い。タバコを吸う人は肺が真っ黒、肺胞が破れて肺の面積が狭くなり息が苦しい。タバコを止めても決して元に戻らない。来年から法律で公的な場所では吸えない。副流煙が有害と証明されており、吸った人の煙より生の煙は数倍有害で、吸い終わった後45分間も息から有害物質が出る。吸う人は長生きできない。がん予防の12ヶ条があるので紹介する。

6.がんを早く見つけるがん検診(検診が健康を守る)
 レントゲン(胃)、内視鏡(食道、胃)、バリウム(胃、大腸)、便潜血(大腸)、超音波(肝、膵臓、乳房)、乳房撮影(乳房)、婦人科検診(子宮、卵巣)、腫瘍マーカー(前立腺)、乳がんは触診でかなり見つけられる。

7.医学の目的は健康、スピリチュアルな痛みとは
 がんになると健康が失われる。痛い、精神的につらい、寝られない、鬱になる、家で住めない、お金がいる。もう一つの痛みがある。スピリチュアルな痛み、自分が自分らしく生きられない痛み。自分が大切にしているものを失う痛み。一番大変なのはスピリチュアルな痛みです。だから健康を保たなければならない。健康な時は気付き難い。星の王子さま知っていますか。狐が王子様に「一番大切なものは見えないんだよ、失った時に分かるんだよ」無くなりかけると痛みが見えてくる。将来の自分の大切な事、大切な人のためにがんを避ける生活を守りましょう。大切な人生のためにタバコの煙を避けましょう。偏らない食事、運動、ストレスを避けて良く寝ましょう。愛する人の為に副流煙だけは避けてあげて下さい。あなたの大切な方のために是非検診を勧めてあげて下さい。将来大人になったら検診を受けて下さい。がんは早期に発見すれば治癒することも可能です。がんは身近な病気です。大切な事は日々の生活の中で気付きません。皆さんもがんを避ける人生を送ってください。

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
3年生 65名

【内容】
1.講話「『がん』のこと」 徳島県立三好病院 院長 住友正幸氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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城南高等学校 出前講座

2019年7月16日(火)に城南高等学校 体育館にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
講和「がんの予防」 徳島大学医学部教授 丹黒章氏
 現在日本人の2人に1人が生涯の内でがんになり、亡くなった人の3人に1人はがんで亡くなっている。長寿国日本のがんについてお話をする。

1.はじめに
昭和56年に死亡原因の第1位ががんとなった。寿命が延び他の病気で亡くならなくなった。高い医療技術、1961年から始まった国民健康保険のお陰だ。他国では金持ちしか使えない高額の薬を日本は使える。2006年にがん対策基本法が出来たが予算措置が無い。米国では1971年から毎年予算を10兆円かけ研究した。大きく差が付いた。基本法ではがん検診を受ける、がんに掛かり難い生活をすることが書いてある。タバコが一番悪い。吸わないように。

2.がんは古くから知られている
がんは勝手に増え身体のあちこちに転移する。乳がんを取って話をすると、がんを英語でキャンサー(カニ)というが甲羅のように固くなることから付いた。古代エジプトの医者がパピルスの遺跡から乳がんを治療したことが出てきた。写実主義レンブラントは早く亡くなった奥さんをモデルにした精密な絵を描いたが、最古の乳がんの画像診断と言われている。

3.乳がんの話
女性の11人に1人が罹患している。将来は8人に1人になるかも知れないほど増えている。特徴は40代から50代でピークがある。樹木希林さん、さくらももこさん、小林麻央さんは20代で若年性乳がんが増えている。初症はしこり。乳の管の中でがんが発生してしこりを作ると、勝手に増殖して食い破ってリンパや血液で運ばれ全身に回る。見つかった時が局所の場合、リンパに転移している時、全身に転移と進行するが、早く見つけるに越したことは無い。

4.がんの原因
原因がわかると予防も出来る。遺伝性(若い時にでき易い)、感染症(肝がん、子宮頸がんなど)、生活習慣などが原因です。1番多いのが生活習慣で9割、過度の飲酒や喫煙のニコチン・タールが遺伝子に変化を起こさせる。急速に増えている大腸がん、乳がんは肉食に関係している。放射線、有害物質もある。年寄りはがんに掛からないというのは嘘で、年寄り程掛かり易い。がんにブレーキを掛ける遺伝子に異常があるのが家族性の乳がんで遺伝子が判っているのがある。家系や家族にがんが多いと注意が必要。

5.乳がんの診断と治療
診断はマンモグラフィー、超音波検査、組織検査でがんの性格を確認して手術か薬で治療する。嘗ては荒縄で縛って感染防止のため鉄コテで焼いていた。1804年に世界で初めて華岡青洲が家族の犠牲の上に全身麻酔を完成させ乳がんの外科手術が行われた。がんの再発防止のため乳房を全摘出していた。今ではリンパ節に転移が無ければ全部取らなくて良いという方法が開発されたが、転移を確認する方法は難しく、徳島大学で造影剤を使ったやり方でリンパ節が判る方法を開発した結果、リンパ節転移の判明が確実にできるようになった。手術の後、再発防止の3次予防として全身的な治療を行なう。抗体治療やホルモン剤治療は手術後1~5年間ほど掛かる。再発は2年後がピークで、その時は2年しか生きられなかった。しかし、最近は毎年分子標的治療の新薬が開発され長生きできるようになった。オブジーボに代表される薬剤は年間3500万円掛かる。医学の進歩が国家を滅ぼすという本が出された。国の健康保険がパンクする。

6.2次予防のがん検診が非常に重要
1次予防で禁煙、運動、食事など生活習慣を正す。がんが広がる前に発見する2次予防のがん検診が重要になる。欧米ではがん検診を徹底してがんによる死亡が減っているが日本は減っていない。日本の検診率は欧米の1/3。国はがん検診率を5割まで上げる運動をしている。無病息災と言われるが今は二人に一人ががんに掛かる時代。1病息災、検診で早く見つけて治療し次のがん再発を押さえる。がんを早期発見するピンクリボン運動として毎年阿波踊りでがん検診を訴えている。9月28日に阿波踊り会館をピンクに染めるイベントを行なうので、両親にがん検診を受けてと伝えると共にイベントに来て欲しい。

講和「がんと向き合う」 AWAがん対策募金理事 川﨑陽二氏
私は前立腺がんの患者です。8年前にがん宣告されステージⅣですが、医学が進歩してまた医療関係者の方々にお世話になり、現在も治療中ですが普通の生活をしており仕事もしている。

1.8年間の治療の経緯
3回の抗がん剤治療(現在3回目の抗がん剤治療中)、点滴、抗がん剤、放射線緩和治療
生活の質、自分の価値観通りの生活が出来ているか。痛みなどの生活の質の推移をグラフで表現
命の危機を感じ、がん宣告後3ヶ月間は空白の時。現実を認め、家族の事を思う
骨転移の理解のむつかしさと骨病原による脊柱管狭窄症の状況と痛み、歩行障害、苦しさ、全国初の徳島大学病院の内視鏡による2回の手術を経験
骨シンチ(骨のレントゲン検査)によるがんの転移写真、骨の治療を継続中

2.現在の状況
普通の生活、普通に就労中で介護福祉士として肉体的制限がある中で事務系の仕事をしている
泌尿器科と整形外科で治療を受けている。放射線緩和治療を受け痛みが治まり、がんを最初より抑えられ良かった
段階的抗がん剤治療で主治医と相談しながら薬物治療をしている
口腔外科で口の中を清潔にしている
整形外科で手術をして歩けなかったのが歩けるようになった

3.苦しかったこと、辛かったこと
夜が眠れない
会社を退職しなければならなくなり悔しかった
周りだけが幸せに見え、自分だけが不幸に思える
経済的、精神的、身体的に苦しく悔しさかった
外見を見て病気が理解されない悔しさ

4.うれしかったこと
友情が深まった
ごく平凡な日常生活が大切でうれしい
命の大切さ、他者への命の大切さを感じる
徳島県の医療のすばらしさを実感している
全国の患者仲間との思いの共有
皆さんと対面して元気が貰えます

5.正しいがんの知識が重要
正しい知識が得られるとがんの怖さがなくなる
がん検診を家族の方に呼び掛けて欲しい
皆さんの生活習慣を見直しして下さい(禁煙、暴飲暴食の控え、朝ごはん食べる)
がん年齢になった時、今日の授業を思い出してください

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 278名

【内容】
1.講話「がんの予防」 徳島大学医学部 丹黒章氏
2.講話「がんと向き合う」 AWAがん対策募金 川﨑陽二氏
3.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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鳴門中学校 出前講座

2019年7月16日(火)に鳴門市鳴門中学校 LL教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
別紙のテキストに沿って兼松先生から徳島県のがん患者の状況やがんにかかりにくい生活習慣(食生活、運動、たばこを吸わない、煙を避ける)等の重要性についての講話があった。がん検診によるがんの早期発見や早期治療はがんによる死亡率の低減に大きな効果を及ぼす事などが話された。また、鳴門市のがん検診率の現状について説明があった。特に鳴門市は胃、肺、大腸の検診が県内最下位で鳴門市の行政としても検診率向上を重点課題としてとらえているようである。

★具体的な講話の内容
・人間の免疫力とは!
・がん発生要因、がん発生部位及び年次死亡推移
・身体の正常な細胞と突然変異によって発生するがん細胞の分裂など
・がんの転移
・がんになりにくい4つの生活習慣
・がんの早期発見のためのがん検診の勧め
・徳島県内市町村のがん検診受診率
・鳴門市のがん検診の状況
・特定健康診査受診率の推移(平成20年度~27年度)

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 約60名

【内容】
1.講話「がんのなぞQ&A」 兼松病院 院長 兼松晴彦氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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徳島市立高等学校 出前講座

2019年7月12日(金)に徳島市立高等学校 教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
 今回の出前講座は将来医療系の進路を希望している生徒さん達が対象です。鎌村先生のお話は、がんはまさかではなく1/2で掛かる時代ですと生徒達に質問をしながら始まり、適所で生徒達も発言して参加しました。

1.がんの一般的なお話
  徳島県、日本全体の男女別の死亡原因統計、がんに掛かる確率、正常ながん細胞が転移・湿潤いたる推移やがん遺伝子の作用、遺伝子を傷つける要因(放射線、タバコ、紫外線、食べ物)など

2.がんになる要因とがん予防の話
  タバコの害の話、ニコチン依存症、発がん物質を取り込む、受動喫煙の様々な害、女性喫煙者の重大な害、多くの病気の原因がタバコ、受動喫煙対策と

3.がん検診のお話
  がん検診の目的、がん検診のメリットとデメリット、法で定められたがん検診の内容、徳島県のがん検診率の全国順位(悪い)

4.徳島県の取り組みのお話
  拠点病院機能強化、生活習慣病管理指導、緩和ケア推進事業、がん検診率アップ対策、野菜摂取量アップ、糖尿病対策、運動習慣課題対策・成果など

5.性感染症予防のお話 セーラームーンを使ったポスター、若年者が多い性病と

6.高齢出産のリスクのお話 情報不足による依る所が大きい

7.人に寄り添う在宅医療のお話 チーム医療、アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)の事

8.医療関係従事者 看護職
  看護師の離職率が高い、現場で看護師が不足、様々な看護職がある、オープンキャンバスや職場訪問で仕事を知って欲しい、看護師の専門性が高まり一部医療行為も出来る時代

9.医療関係従事者 医師
  オープンキャンバス、医療体験セミナー、地域医療体験日帰りバスツアー、自治医科大学の説明会、国家資格を取得後の医師の様々な進路の説明、人に寄り添いしっかりと患者さんを診るという事が大切、一生勉強医師としての覚悟が必要、地域のリーダーとしての役割、徳島大学医学部地域枠

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
2年生 36名

【内容】
1.講話「がんから考える徳島の地域医療の現状」 徳島県保健福祉部 鎌村好孝氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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神山中学校 出前講座

2019年7月2日(火)に神山中学校 図書室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
 専門であるたばこの話から始め、喫煙はもとより副流煙もリスクが高い内容だと話される。その後、徳島県のがん検診率に触れ、身近な方へ検診を薦めたり自ら意識を高める様にと、がん検診の重要性を訴えました。また、肺がんの手術の話題へと進め、現物の手術器具などを取り出し説明される。この場面では、どの生徒もくぎ付けとなりインパクトは強かったです。最後に徳島県のがん治療の実際に触れ、治療も大事だが「緩和ケア」は必要不可欠だと説明されました。

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1~3年生 64名

【内容】
1.講話「がんになりにくい生活を送ろう」 徳島大学病院 滝沢宏光氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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川島高校 出前講座

令和元年6月20日(木)に川島高校 体育館にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
岡部氏は講演会形式より授業形式で行ないたいと紙による資料を作成して生徒達に向き合った。それは岡部氏の質問に挙手で参加したり、考える時間を与えて発表することで授業に参加する事を考えてことであった。最初にテーマとして人生の逆境に会った時にどう向き合うかを選んだ理由を説明した。これは生徒達が将来病気、天災、事故・事件など思いも寄らぬ逆境に遭遇した場合、どのようにして再生に向け前を向いて進んで行けるか、自分の経験からメッセージとして伝えたいとの事であった。

<治療法の選択>
舌癌ステージⅣという告知を受け、治る確率が90%である舌の4分の3を切除する治療法を選ぶか、50%の確率の放射線と抗がん剤で舌を切除しない方法を選ぶか、迫られたときに考えたことは
①自分がもっとも大切にしているものは何かを考える
②メリット・デメリットを書き出してみる
③信頼できる人に相談してみる
④その選択したあとの自分に明るいイメージを持てるか想像してみる
一つの選択が治ったあとの未来の生き方を変えてしまう。

<入院生活>
①人との繋がりの大切さを痛感、孤独が最大の敵
②当たり前できたことができないもどかしさ

<日常生活へ>
●苦しみ
①周りが自分より幸せそうに見えてやるせない気持ち(他人との比較)
②病気のことで頭がいっぱいで、他のことが考えられない(執着)
③味覚障害で食べる事が楽しめない(好きだったことを奪われた悔しさ)
●喜び
①人と喋れる、自由に出かけられる。当たり前のことが出来る喜び。
②同じ病気で悩んでいる仲間との出会い。新しい人間関係。

<再生に向けて>
本を読んだり、同じ病気の仲間との交流の中で病気の向かい方を考えた。事実は変えられない、後悔はしたくない。原因は誰も分からない。病気になった意味を考えてみた。病気を経験したからこそ出来る何かを探す。
①原因探求は止めて前向きな意味を考える
②永遠に続く苦しみはない。時間が解決してくれることを待つことも必要
③自分の状態をオープンにして、味方になってくれる仲間を探す
④辛いことを経験したからこそできることを探してみる

<岡部氏から生徒達に伝えたいメッセージ>
①いつどんな逆境がわからない。ありふれた一日一日を懸命に生きよう
②苦境が訪れても選択や考え方次第で新しい人生が開かれることも有る
③逆境と闘っている人を見かけたら自分に何が出来るか、考えて味方になってあげましょう。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 140名

【内容】
1.講話『人生の逆境にどう向き合うか?~がん闘病体験を通じてのメッセージ~』 
      STAND UP!! 岡部憲治氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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徳島北高等学校 出前講座

2019年5月7日(火)に徳島北高等学校 多目的ホールにて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
最初に池江璃花子、堀ちえみ、八千草薫など有名人の写真から共通する事柄は何か生徒達への質問から始まった。正解は自分ががんである事を公表した有名人。昔はがんである事を患者に宣告してはいけなかった。肺がんなら肺心筋症とか肺結核とか言って隠していた。今は公表する時代になってきた。今、人間は2人に1人ががんになって3分の1の人ががんで亡くなっている。サルは2%ががんになる。魚は0.1%ががんになる。人間はがんになりやすい動物。人間だけが発がん率が上がった。色んな環境因子でがんになりやすくなったと言われている。生徒達が興味を持つ導入部分であった。

1.一般的ながんの説明
がんは1期~4期まである。何が違うかというと、1期・2期は手術で取れる。3期・4期になると取れないので抗がん剤を使うしかない。早期がんはほぼ100%治る。がんは早く発見して治療すれば治る病気。がんが怖いのではなく進行がんが怖い。病気は自分で選ぶことは出来ないが、予防したり早期診断をすることが出来る。がんと正常細胞は何が違うのか、正常細胞はルールを守るががん細胞は守らないでどんどん成長し続ける。正常細胞からがん細胞に行くまでにたくさんの道筋が在る。この遺伝子に傷を付けるのがタバコ、ウィルスなどがあり発がん因子と言う。

2.代表的ながんの罹患率とがん検診の方法
発がん率が高いのは男性1位が胃がん、女性は乳がん、どちらも3位以内に大腸がん、胃がんが入っている。一方、死亡率は男性1位が肺がん、女性は大腸がん。乳がんではなかなか亡くならない。男性の肺がん患者は7割の方が亡くなる。膵臓がんは90%。女性も同じで肺がん患者は60%の方が亡くなり、膵臓がんの方は90%が亡くなる。がんの罹患率を代表的ながんである子宮頸がん、乳がん、大腸がん、肺がんで見て行く。
①子宮頸がん
子宮頸がんは25歳位から発症して35歳位から65歳位まで亡くなっていく。非常に若い時から罹患しヒトパピロマウィルスが関係している。ワクチンが出来ているが世界で日本だけが受けないで遅れている。ワクチンで6~7割予防が出来る。打つ時期は小・中学校。

②乳がん
乳がんは30歳位で掛かり始めて50歳がピークとなっている。若い人が掛かり働き盛りの方が亡くなっている。未婚、肥満、アルコール、初潮が早くて閉経が遅い人、高齢出産の方が掛かりやすい。戦前は乳がん患者が非常に少なく、戦後増えてきている。遺伝子は急速に変わらないので環境因子として西洋化の食生活が関係している。乳がん検診はマンモグラフィーとエコー検診がある。年配の女性はマンモグラフィー、若い女性はエコー検査が有利。

③大腸がん
大腸がんは女性の死亡率が1位。50歳位で掛かり死亡のピークは60歳位で年配の方だ。検査は便の中の潜血を調べるのが簡単だから一番多い。しかし進行がんの方の20~30%は陰性なので注意が必要。精密検査は大腸の内視鏡検査、大変な検査だが異常が無ければ60歳位から10年に一度受ければよいと言われている。

④肺がん
肺がんは65歳位から死亡のピークは70歳位の高齢の方だ。検査は1次検診が胸のレントゲン検査、2次検診はCT検査を行うが、1次検診ではなかなか見つからない。1次検診で見つかるのは進行がんだ。今は1次でCT検診が増えているが、55歳から75歳の方でタバコを吸う人に絞って勧められている。手術は昔大きく30センチも切って行われていたが、今は内視鏡手術で3~5センチの傷で済む。大学ではロボットを使って手術をしている。

3.がんの予防方法
①たばことの関係
早期診断はがん検診、がん予防は生活習慣が大切。タバコ、酒、食事、運動、体重の5つを覚えて下さい。これらをきちっと行うと予防効果として4割リスクが下がると言われており環境因子の4割を予防することが出来る。肺がんの予防は禁煙しかない。吸い始めた時期とがんになる危険度では20歳で吸うと吸わない人の4.7倍危険だ。未成年で吸うと5.7倍と超危険である。徳島県の喫煙率は男性30%、女性が10%で諸外国と比べるとめちゃくちゃ喫煙率が高い。主流煙と副流煙では全く種類が違っていて副流煙にはたくさんの有害物質が含まれている。パチンコ屋で副流煙を一杯吸っている人はタバコ吸っている人と同じくらいリスクが高まる。タバコは肺がんだけでなく膵臓癌、膀胱がんなどほとんどのがんのリスクが高まる。タバコを吸っている人はニコチン依存症という病気になり止められない。今は禁煙できる薬が在るから禁煙外来に行ってきちんと直さなければならない。

②生活習慣との関係
男性の発がんリスクはタバコ、ウィルス感染、お酒だ。女性はウィルス感染、タバコ、お酒と同じ。だから環境因子としてはタバコ、飲酒です。食事は野菜を多く取って運動すればリスクは下げられる。がんのリスクを上げるのは肉、肥満、お酒、タバコである。

③がんと感染症の関係
感染症とがんの関係では、胃がんはピロリ菌が関係している。これは除菌出来るので胃がんも減ってくるであろう。肝がんとの関係はB型、C型肝炎ウィルスが肝がんの元になるがウィルス検査でこれも減ってくるであろう。子宮頸がんもワクチンが在るから克服できる。従って感染症に関しては克服できる時代になってきている。

4.がん検診
がん検診は年齢が来ると市町村から連絡が入る。徳島県のがん検診率は全国で最低に近い状況である。今日お話した予防効果は皆様の為のものです。がん検診はお父さん以上の高年齢の方のものだ。祖父母の方々に予防しましょうと言っても手遅れかも知れない。今日のまとめだがタバコは吸わない、お酒はほどほどに、バランスのとれた食事、適度な運動、太り過ぎない痩せすぎない。今日、家に帰って家族の方に話をしてがん検診を勧めてあげて下さい。

【趣旨】
がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1年生 320名

【内容】
1.講話「生活習慣とがんの関係」 東徳島医療センター院長 木村秀氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

鳴門高等学校定時制 出前講座

平成31年3月20日(火)に鳴門高等学校定時制 視聴覚教室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
<たばこの初体験から依存症に>
自己紹介の後、初めてタバコを吸った15歳の夏休み、タバコを吸ったきっかけから話が始まった。友達の家に宿題をするために集まり、好奇心から一度タバコを吸ってみようとみんなでお金を出し合い買った。その時吸った印象は大人はどうしてこんな煙たいのを吸うのかという事であった。でも格好よく少し大人になった気分がした。高校では陸上部、サッカー部で活動したがどうしても良い結果に結びつかず悩み苛立ってタバコを吸い始めた。2年生では1日に20本吸っていた。友達からタバコを止めるように何度も言われたが止められなかった。結局タバコ依存症に勝てなかった。気持ちでは絶対吸わないと思っていても、煙が流れてくると身体が覚えているのでタバコを買いに走った。依存症の怖さを思った。当時、自己責任で吸って何が悪いと言う気で居た。今思うと周りにタバコの煙で迷惑をかけていたと思う。
<がんと告知されて>
結局56歳で体調不良から病院に行くと血液のがん、悪性リンパ腫と告知され、がんが進行して抗がん剤しか治療法が無いと言われた。全身に広まって内臓を圧迫していた。抗がん剤が効かなければ余命半年であった。どうせ死ぬのにタバコを止めることは無いと思い、抗がん剤の治療をしながら吸った。タバコの怖さを初めて知ったのは、タバコを吸わない人と私とでは薬に効きが全く違う。副作用が只事ではない。痺れ、吐き気などこれほど副作用が強いなら死んだ方が余程ましだと何度も思った。抗がん剤を打っていくとだんだん身体の抵抗力を失っていく。最初はがんに負けないぞと思っていたが良くならないので精神的に負けてきた。手足が痺れ普通に歩いていても躓いてこけるようになった。車の運転が出来なく人の手を借りなければ生きていけなくなった。それでもタバコを吸っていたが、58歳で肺気腫となり吸えなくなった。タバコの煙を吸うと肺がヒリヒリ痛く呼吸が出来なくなり苦しくなる。声も出なくなる。この病気は治るものと思って病院に行けば、この病気は治らない病気だと言われ大変ショックを受けた。今このようにタバコを吸えなくなって本当の怖さが分かった。今は何度も止めてくれた友達がいた事に感謝している。病気になって初めて自分が吸ってきたタバコがどれだけ人に迷惑を掛けて来たかが分かった。がん患者になってタバコを吸う人は使えない薬が存在し、手術できない事も発生することが分かった。皆さんの中に将来タバコを吸う人がいるかもしれないが、吸わない方が良い。皆さんはまだ50年以上生きる。この先長いが自分の人生を大事にして欲しい。タバコは絶対にやめた方が良い。
<早期発見、がん検診の大切さ>
がんの怖い所は死に繋がるから怖いと思うが、本当のがんの怖い所は自覚症状がほとんど無いのにがんになっていることが起こり得る事だ。私の場合、今になって思えばそうかなと思う事はあった。段々と腰痛とお腹の圧迫感がひどくなり、夜2週間痛くて眠れなくなり病院に行った。がんは早期に発見すれば治る病気、がん検診が大切だと思っている。早期発見!みんなが当たり前のようにがん検診へ行くようになり、がんと前向きに戦っていける時代が来ると良いと思っている。最後まで真剣に聞いて頂きありがとう。

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
1~4年生 50名

【内容】
1.体験談「『がん』になって知った 煙草の怖さ・・」 AWAがん対策募金 渋谷理事
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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富岡東高等学校羽ノ浦校 出前講座

平成31年3月19日(火)に富岡東高等学校羽ノ浦校 2階講義室にて、がん検診受診率向上のための出前講座を行いました。

【講話の内容】
将来健康を指導する立場にある皆様に日本人の死因で一番多いがんの話で来ている。文科省はこれからの小中高教育の中でがん教育を入れることを決めた。今日はがんの知識を得る、自分ががんになる確率を減らす、皆さんの家族や将来の患者さんに対して皆さんの対処能力を高める、生きる事死ぬという事を考える材料として役立てて欲しい。今日はクイズと宿題があります。家に帰って家族に質問をしてくださいと授業が始まった。
<がんという病気の現状は>
時代により病気の種類による死因は違ってきているが、今はがんが増えている。中でも肺がん、大腸がんが増えている。長生きするようになり高齢者のがんが増加している。皆さんの年齢ではがんになる確率は低いが、タバコを吸ったり今の食生活が将来のがんになる確率を変える事を覚えて下さい。
<がんの対策は>
がんはかなり大きくなっても自覚症状が出にくいので早期発見が大切になってくる。がんに対する総合的な対策として以下のような対策がある。
1.予防(タバコ、食事、性教育、ワクチン接種など)
2.早期発見(がん検診)
3.治療(手術、放射線、抗がん剤など)
4.緩和ケア(苦痛の緩和、生きることを支える)
<タバコのデメリットは>
 がんの死亡の原因は、タバコ、食事・肥満、運動不足、飲酒など生まれてきた後の刺激が将来のがんに係わってくる事が多いと言われている。中でもタバコの影響が大きい。タバコはがん以外でも肺気腫、くも膜下出血や心筋梗塞、胃潰瘍などに影響しているが肺がん、胃がん、膀胱がんなどあらゆるがんに関係している。吸う人は吸わない人より寿命が短くなる。妊娠女性の場合、胎児への影響もある。周りの人に禁煙を進めて欲しい。禁煙に対して、その人の取り組みの意識の違いをよく考えてアプローチして対処する必要がある。
 <非伝染性疾患(NCDs)とは>
生活習慣病とほぼ同じだが、心臓血管症、がん、糖尿病、慢性肺疾患などを言う。同じ原因なので対策はみんな共通している。
・煙のない健康的な社会を
・適度な運動を
・バランスのとれた食生活
・アルコールは控えめに
・睡眠不足や精神的ストレスを避けよう
こういうことを続けるとしない人との差が大きく出る。日本食は長寿を支える健康食だから食べようと言うキャンペーンもしている。
<がん検診について>
5つのがんで検診が行なわれている。大腸がんを例に考えると早く見つけるとほぼ100%治る。ステージⅣで見つかると5年後に生きている確率は十数%しかない。40歳以上が掛かり易くなる。徳島県はがん検診の受診率の低い県でなかなか検診を受けてくれない。早い段階で親を失わない方が良い。そのために苦労する。私の為にがん検診を受けて欲しいと話をしてください。宿題として今日家に帰って家族で話し合ってください。

【趣旨】
 がんに関する知識やがん検診の重要性について理解を深めてもらい、大切な人に宛てたがん検診受診を呼びかけるメッセージカードを作成し、早期発見につなげる。

【対象】
看護科1年生 40名

【内容】
1.講話『がんとタバコ 将来、禁煙指導するあなたへ』 徳島県立中央病院 寺嶋吉保氏
2.大切な人への心のこもったメッセージカード作成

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